物価高の今こそ注目したい、低予算で楽しめる秋田市の街歩き。循環バス「ぐるる」を使えば、歴史・文化・グルメをわずか2000円以内で満喫できる、充実のコスパ旅が実現する。
300円で広がる街歩きの起点
旅のスタートはJR秋田駅西口。
市内の主要スポットを巡る循環バス「ぐるる」は、1回100円、1日乗り放題でも300円とリーズナブルだ。

千秋公園や秋田市民の台所・秋田市民市場などを効率よく巡ることができ、限られた予算と時間でも充実した旅を支えてくれる。
佐竹史料館で知る秋田のルーツ
最初に向かったのは、あきた芸術劇場ミルハス前バス停から歩いて約5分、2025年10月に全面リニューアルされた「佐竹史料館」だ。入館料500円で、秋田藩主・佐竹氏の歴史を深く知ることができる。
天皇の一族に起源を持つ名門が、現在の茨城・常陸太田市にある「佐竹郷」という場所に土着して始まったといわれる佐竹氏。
関ヶ原の戦いを経て秋田に移され、久保田城を築くまでの過程を、最新のプロジェクションマッピングで分かりやすく体感できる。
天守閣はなく、「御出書院」という場所が天守閣の代わりとなっていた久保田城。質素ながらも戦略的な城づくりに、当時の知恵が垣間見える。
竿燈まつりを体感する文化時間
続いて訪れるのは、秋田市に伝わる民俗芸能を資料や映像などで紹介している秋田市民俗芸能伝承館「ねぶり流し館」。
入館料130円という手頃さながら、夏の伝統行事「秋田竿燈まつり(毎年8月3~6日に開催)」の魅力を存分に味わえる。
実際にはんてんを着て竿燈を持つ体験は、見るだけでは得られない臨場感が魅力だ。
2026年のまつり本番では、新たに約35万円の食事付きプレミアム観覧席が設けられる予定だが、高額な観覧席とは対照的に、身近な文化体験として楽しめる点がこの旅の醍醐味といえる。
市民市場で味わう満腹グルメ
旅の締めくくりは秋田市民市場へ。
中でも注目はシェアキッチン形式の「あきた食堂」。日替わりで様々な地元グルメが楽しめる。
金曜と土曜に出店している「レバニラや金太郎」は、その日の朝に自社工場で処理した新鮮なレバーを使った一皿が人気で、1日で120食販売することもある注目の店だ。
柔らかいレバーとシャキシャキ野菜、甘辛いタレが絶妙に絡み、ご飯が進む満足感の高い一食が味わえる。
2000円で広がる秋田の魅力

交通費、歴史施設、文化体験、そして食事まで含めて約2000円。秋田市のまちの成り立ちや人々の営み、そして今の活気を、手頃な価格でしっかり楽しむことができる。
コストを抑えながらも充実した旅を求める人は、ぜひ出かけてみてはいかがだろうか。
(秋田テレビ)
