愛知・阿久比町の「老舗和菓子店」と「たいやき専門店」がコラボした商品“映える団子”が、SNSで話題を集めて人気となっています。
和菓子職人の「こだわり」vs妻の「かわいい」でヒット商品
阿久比町の老舗和菓子店「冨士屋本店」は、創業当時から続く「酒元饅頭」が名物です。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/d/700mw/img_bd5dee6b4d4fe0afe58bdc363f40ec93306075.jpg)
かわいらしい見た目の団子「ミニたいちゃん栗粉だんご」が、インスタグラムなどSNSで“映え団子”として話題となっています。店には、開店前から客が来るほどの人気です。
「ミニたいちゃん栗粉だんご」は、栗粉をまぶした団子の上に「たい焼き」がのっています。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/d/700mw/img_0db660644d6524035ff97dde9ac6ace3160574.jpg)
女性客:
ここの栗粉もちはいつも食べていて、おいしくて好きなんです。わらしべさんのたい焼きも好きで、それのコラボだって聞いたので、これは食べたいなと思って。結構すぐに売り切れちゃう
たい焼きは、同じ阿久比町のたい焼き専門店「わらしべ」のものを使用しています。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/d/700mw/img_0d995468a2e6da0be3053aecca956614278711.jpg)
老舗和菓子店の栗粉団子と、人気たい焼き店のミニたい焼きが“ドッキング”していて、両方を一度に味わうことができます。
栗粉に合わせ、ミニたい焼きの中は「栗あん」になっています。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/d/3/700mw/img_d3d2199c635d323daba94a5bdad38d6d215629.jpg)
地元スイーツのコラボは、和菓子店・冨士屋本店の夫婦のラブコールで実現しました。
妻・新見尚子さん:
わらしべさんのたい焼きがめちゃくちゃおいしくて。家族みんな大好きですごくおいしい、もっちりして。ミニたい焼きがあることを知っていたので
夫・新見儀剛さん:
妻が「何かしたいね。かわいい、かわいい」と連呼しているもので。考えをまとめてわらしべさんに話しに行ったら、快く受け入れてくれて
コラボしたスイーツは他にもあります。あんみつと団子が“ドッキング”した商品「お月見あんみつだんご」は、あんみつの具材を寒天で固めてあり、黒蜜をかけて食べます。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/2/a/700mw/img_2a19cc6dc10403dd55970343fee7f8e8370770.jpg)
「お月見あんみつだんご」をめぐり、夫婦げんかが起きたといいます。
夫・新見儀剛さん:
名前を“あんみつ”にしたいって言うんですよ。これ、あんこが入っていなんですよね。あんみつじゃなく、強いて言うなら、“みつまめ”だろうと。彼女はあんみつというかわいい名前にひかれてしまって、これが付けたいということで。でも違うだろという
妻・新見尚子さん:
これはあんだから、あんじゃないこれ?で、あんみつ
夫・新見儀剛さん:
あずきの粒はあんこじゃないです。私から言わせれば
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/6/4/700mw/img_64badc50bf5dbc30d9a0cf3d2c467cc0234008.jpg)
奥様のアイデアを形にしてきた主人ですが、和菓子のプロとして納得いかないことがよくあるということです。
夫・新見儀剛さん:
私的には、これは和菓子じゃないだろうというのがあるんですけど。桃でも丸々1個を大福の上に乗せるんですけど、ほとんど大福が見えないじゃないかと。こんなの和菓子じゃないし、こんなのダメダメって。でもそれが売れちゃうので、言えなくなってしまうんです
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/8/700mw/img_b84a8fe9afb608b50ca287ee13b7eafa276831.jpg)
夫婦二人三脚で作り上げる、今後の「映え団子」も楽しみです。
(東海テレビ)