
ゴールデンウィークの時期に満開の桜を楽しめる場所があることをご存知でしょうか。今回は、宮崎からJ-AIRを乗り継ぎ、春の青森旅へ。弘前公園の圧巻の桜の景色から、青森の文化を「のれそれ(目一杯)」体験できる温泉宿まで、北国の春の魅力をご紹介します。
宮崎から青森まで3時間10分
今回利用するJ-AIRは、大阪国際空港を拠点に小型ジェット機を運航。日本各地をきめ細やかに繋ぐJALグループの航空会社です。

宮崎ブーゲンビリア空港からJ-AIRの飛行機で大阪国際空港を経由し、約3時間10分であっという間に青森県に到着です。

この旅を案内してくれるのは、青森県出身のJAL客室乗務員、鎌田悠花さん。「JALふるさと応援隊」として、フライト業務の傍ら、地元青森の活性化を応援する活動をされています。
りんご剪定技術が生んだ圧巻の桜
まず向かったのは、青森の春ならではの絶景が望める弘前市の「弘前公園」。日本屈指の桜の名所です。

全国的に桜といえば3月下旬から4月頭頃までのイメージですが、東北では約1ヶ月遅れて桜の季節が訪れます。ゴールデンウィークの時期でも桜を楽しめるのが特徴で、毎年4月中旬頃から5月上旬まで「弘前さくらまつり」が開催されています。

園内にはソメイヨシノを中心に、ヤエザクラやシダレザクラなど52種類、約2600本の桜が咲き誇ります。

宮崎の桜と比べると、一輪一輪がふっくらとボリュームがあるように見えますが、それには秘密がありました。弘前の桜は、青森を代表する果物「りんご」の剪定技術を応用した「弘前方式」という特別な方法で管理されており、剪定の際に通常より枝を大きく切ったり、丁寧に肥料を与えたりすることで、花付きが良くなるそうです。

一般的な桜は1つの花芽から3〜4輪の花が咲きますが、弘前公園では稀に7輪もの花を咲かせる枝もあるといいます。

また、ここでは地上とは一味違う視点からも桜を楽しむことができます。ボートに乗って至近距離から桜を眺めると、幻想的な景色が広がります。


また、昼と夜とでもまったく違った表情をみせるのも魅力です。

中には桜のハートも♡
青森文化を丸ごと体験する温泉宿
鎌田さんとお別れし、次に向かったのは三沢市にある温泉宿「青森屋 by 星野リゾート 」。

「のれそれ青森〜ひとものがたり〜」をコンセプトに、青森の文化を丸ごと体験できます。ちなみに「のれそれ」とは青森の方言で「目一杯」という意味だそう。

ロビーで出迎えてくれたのは、なんと宮崎県小林市出身のスタッフ、今村拓馬さん。思わぬ出会いに心が和みます。

チェックインを済ませると、早速ユニークなおもてなしが。蛇口をひねると出てくるのは、ウェルカムドリンクのりんごジュースです。遊び心あふれる仕掛けに、旅の期待が膨らみます。

今回宿泊したのは、半露天風呂付きのお部屋。室内は青森県の伝統工芸品「南部裂織」で装飾され、浴室には青森県の木に指定されている「青森ヒバ」がふんだんに使われています。


さらに館内には宿泊者専用の露天風呂「浮湯」も。ガラス細工の「津軽びいどろ」に灯りがともる、幻想的な空間が広がります。

夕食は、割烹着姿のかっちゃ(お母さん)が迎えてくれる「のれそれ食堂」で、海鮮や青森の郷土料理など約60品が並ぶビュッフェを堪能。

郷土料理の「せんべい汁」など、青森の味を心ゆくまで味わいました。
祭りを楽しめるショー
食事の後は、青森の4つのお祭りを1時間ですべて楽しめるショーへ。会場には太鼓の音が鳴り響き、力強い祭りのショーが繰り広げられます。

五所川原立佞武多(五所川原市)高さ約20mの縦にそびえる巨大なねぷたが特徴

「弘前ねぷたまつり」(弘前市)武者絵が灯る扇形のねぷたが特徴

「八戸三社大祭」(八戸市)ねぶたとは異なり、豪華絢爛な山車が主役の祭り

「青森ねぶた祭」(青森市)立体的な大型ねぶたと「ラッセラー」のかけ声が特徴
ショーの終盤、会場の熱気は最高潮に。観客も「跳人」として参加し、花笠をかぶって「ラッセ、ラッセ」の掛け声とともにステージで踊りを体験できます。青森の文化と人の温かさに触れる、忘れられない夜となりました。

桜の絶景と、魂を揺さぶる祭りの熱気。青森の旅は、単なる観光を超えた「体験」の連続です。宮崎から約3時間、少し足を伸ばせば、そこにはまだ知らない日本が待っています。皆さんも次の休暇は、北国の温かなおもてなしと感動に包まれる青森へ出かけてみませんか?
(テレビ宮崎)