2023年7月、東海道新幹線の車内放送で流れていたチャイムが変わり、話題となった。電車にまつわる曲を調査すると、名古屋市営地下鉄東山線の「駅メロ」には知られざる歌詞があることがわかった。
東山線の駅メロ「イエローライン」には隠れた歌詞が

名古屋市営地下鉄・東山線の高畑方面に向かう電車が駅に接近した際に流れるのは「イエローライン」という曲で、15年前の2008年から使われている。
この曲をはじめ、名古屋市営地下鉄の列車が接近する際のメロディーは、名古屋市立大学・芸術工学部教授の水野みか子さんが作曲した。

わずか8秒という短い尺で、各路線のイメージに合わせた曲を作ったそうで、「イエローライン」には歌詞があるという。
名古屋市立大学芸術工学部の水野みか子教授:
実は隠れた歌詞があって、「ちーかーてーつー たのしいな~♪」っていうのがついているんですよ
歌詞を「楽しいな」にした理由にも作曲者の思い

“楽しいな”という歌詞にも理由があった。
水野みか子教授:
東山動物園があって、動物園に行って楽しいなという
作曲のポイントは、東山線を代表する観光地「東山動植物園」。最寄りの東山公園駅に向かう子供たちが、楽しみにして地下鉄を待っている様子をイメージして作曲したという。

また、東山線の藤が丘方面の曲のタイトルは「ドリーム」で、このメロディーにも意味があった。
水野みか子教授:
「ドリーム」は、家に帰って寝ようみたいな感じで

動物園を楽しんだ子供たちが疲れてすやすや夢の中にいる、そんなイメージで作ったという。
2023年7月28日放送
(東海テレビ)