長野県中野市出身のプロ野球、横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手がセ・リーグの打点王と最多安打のタイトルを初めて獲得した。地元も祝福している。また、少年時代に指導した恩師は「牧はどんな壁も必ず乗り越える」と話し、さらなる成長を期待している。
打点王に最多安打も獲得の快挙
9月27日のヤクルト戦。中野市出身・DeNAの牧秀悟選手が103打点目をあげた試合。
3年目となる今シーズンは全143試合に4番として出場。打率2割9部3厘、ホームラン29本、103打点をあげ初めて打点王を獲得。
また、164安打で最多安打のタイトルも獲得した。
地元・中野市では、市役所にタイトル獲得を祝うメッセージが張り出された。
市民は、「うれしい」、「中野にもそんな選手がいるのか」と誇らしげだ。
中野市の湯本隆英市長は、「牧選手は新たな高みを目指していきながら、次の世代も牧選手を目指していく。非常に明るく、素晴らしい話題」と、終始、笑顔で話した。
牧選手は松本第一高校から中央大学を経て2020年のドラフトでDeNAに入団。1年目から主力に定着し今年のWBCでは日本代表の優勝にも貢献。日本を代表するバッターに成長した。
いざ、2位広島との戦いへ！
中学校時代に所属した長野若穂リトルシニアの恩師、滝沢栄さんは、今も連絡を取り合っていて、10月4日の試合の後も祝福するメッセージを送ったという。
滝沢さんは、「尊敬に値するタイトル。牧は壁にぶつかっても乗り越えてくる。年々、マークがきつくなってくるけど、必ず乗り越えてくる。タイトルの理由かなと。（クライマックスシリーズ勝ち抜いて）日本一をとってもらえれば」と、教え子の快挙に目を細めていた。
牧選手は球団を通じて「打点王は自分の中で一番意識していたタイトルなのですごくうれしいですし、さらに最多安打のタイトルも獲得できたこともすごくうれしいです。まだ、クライマックスシリーズがありますので、ここぞという場面で打てるように頑張っていきます。引き続き、熱い熱いご声援よろしくお願いします」とコメントしている。
シーズンを3位で終えたDeNAは、10月14日から始まるクライマックスシリーズで2位広島と戦う。
（長野放送）
