山形・鶴岡市の皆川市長による政治資金収支報告書の不記載問題について調査してきた市議会の百条委員会は9月25日、「公職選挙法に抵触していた疑いがある」などとする調査報告書を賛成多数でまとめた。

5回目の不信任動議は否決

鶴岡市の皆川治市長は2017年の市長選挙の際、支援者の男性から寄付として受け取った“現金100万円”を選挙運動費用収支報告書に記載していなかったことなどが問題とされている。

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問題の調査を1年8カ月に渡り進めてきた市議会の百条委員会は9月25日、“報告書の案”について採決を行った。報告書は皆川市長に「公職選挙法に抵触していた疑いがある」などと結論付けるものだが、会の進め方が一方的だとして、内容の修正と議論の継続を求める議員から反発の声が挙がった。

草島進一委員:
多数決の多数派の論理で真実をねじ曲げ、一方的な違法の疑いを採用するやり方は不当。“政争の具”として、市長への誹謗中傷を喚起するための百条委員会と捉えられかねず、大変恥ずかしいこと

採決の結果、自民・公明系の委員が賛成し、6対5の賛成多数で報告書は決定され、委員長に対する5回目の不信任動議は否決された。

百条委員会・佐藤博幸委員長:
採決はやむを得ない方法かもしれないが、最終的にはこの方法しかなかった。“政争の具”にしているつもりはまったくない

報告書の内容は9月28日の議会で報告される予定。

(さくらんぼテレビ)

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