FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023 日本対ブルガリア（9月20日 東京・国立代々木競技場 第一体育館）

開幕３連勝と来夏のパリ五輪出場権獲得へ勢いに乗る女子日本代表（世界ランキング8位・9月19日現在）は迎えた第４戦、ブルガリア（同18位）と対戦。

第1セット。日本はスタメン身長で約6センチ上回るブルガリアの前に序盤からシーソーゲームの展開。相手の高さに苦戦するが、中盤に来て、今大会大活躍の井上愛里沙（28）や、古賀紗理那（27）のバックアタックが決まり形勢を逆転。さらに古賀はサービスエースも決め連続７ポイント。第1セットを25対20で先取した。

第２セット。日本は山田二千華（23）のブロックポイントや、巧みなディグ、さらには2連続サービスエースなどで序盤から流れをリードした。山田は中盤にもサービスエースを決めこの日3本目。ベテラン渡邊彩（32）が要所でブロックを決めると石川真佑（23）もアタックで得点、第２セットを25対13で連取した。

さらに第３セット。日本は石川真佑（23）のアタックや山田二千華（23）のサービスエースなどで攻め続ける。対戦相手ブルガリアは、19日にブラジル（世界ランキング4位）と対戦。2セットを奪い、フルセットまで追い詰めたヨーロッパの伝統国だが、日本は最後まで攻撃の手を緩めず、マッチポイントから和田由紀子（21）がサービスエースを決め第３セットを連取。セットカウント3―0でストレート勝ちし、パリ五輪出場権獲得へ大きく弾みをつけた。

今大会の日本はグループBに入り、世界ランキング1位のトルコや、同4位のブラジルと同組。パリオリンピック出場権獲得のためには、出場8カ国の総当たり戦で、2位以内に入ることが条件。日本は中一日をはさんで22日にベルギー（同13位）と対戦、さらには23日にトルコ、最終24日にはブラジルと対戦する。