FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023 日本対プエルトリコ(9月19日 東京・国立代々木競技場 第一体育館)

開幕2連勝と来夏のパリ五輪出場権獲得へ勢いに乗る女子日本代表(世界ランキング8位)は中一日で迎えた第3戦、北中米の強豪プエルトリコ(同19位・9月18日現在)と対戦。

強豪ベルギーを破って勢いに乗るプエルトリコ相手に日本は第1セット、アルゼンチン戦でチーム最多の17得点を挙げる活躍を見せた井上愛里沙(28)が、強烈なスパイクを相手コートにたたき込み、得点を積み重ねていく。対するプエルトリコはベルギー戦で24得点を挙げた192センチのエース・アベルクロンビエ(27)が井上に負けじと強烈なスパイクとバックアタックで反撃、じわじわと追い上げ接戦に。

それでも終盤、キャプテン古賀紗理那(27)のスパイクやフェイント、さらには、途中出場の「切り札」石川真佑(23)の強烈なサーブでプエルトリコを振り切り、第1セットを25対23で先取した。

第1セットを25対23で先取するも、続く第2セットは序盤から接戦となる。それでも、林琴奈(23)のレシーブからリズムをつかんでいくと、最後はキャプテン古賀紗理那(27)が強烈なスパイクを沈める「拾ってつなぐ」日本の得意なバレーで流れを変えていく。

さらには途中出場の松井珠己(25)にトリックプレー、福留慧美(25)にスーパーレシーブが飛び出すなど選手層の厚い試合運びを見せた日本が25対21で第2セットを連取した。

第3セットも古賀・井上の両エースを中心に10連続得点を挙げるなど、相手を引き離していった日本はセットカウント3―0でストレート勝ち。パリ五輪出場権獲得へ大きく弾みをつけた。

明日はブラジル(世界ランキング4位)から2セットを奪い、フルセットに持ち込んだブルガリア(同18位)と対戦する。