9月15日横浜市のラーメン店で、店長の大橋弘輝さん(33)が殺害された事件。

この記事の画像(15枚)

「めざまし8」が取材したのは、弘輝さんと、弘輝さんのラーメン店の従業員で、親族でもある大橋昭仁容疑者の2人の関係を知る人です。

被害者と容疑者の関係を知る人:
そこまでされるような人間じゃなかったと…。本当にいいやつだったので。
昭仁容疑者は職を転々としていたらしいので、それを聞いた上で、ここ4~5年は勤めていたと思うので。(弘輝さんの家族も)みんなが目をかけていたことを、僕は知っているので。

2人を知る人によると、親族である大橋昭仁容疑者を、店で受け入れたという弘輝さん。それぞれ年齢は35歳と33歳で、年下の弘輝さんが店長を務めていました。

被害者と容疑者の関係を知る人:
年齢は昭仁容疑者が上ですけど。従業員としてかわいがっていたのは知っています。ラーメンの作り方も教えていましたし、一緒になってラーメンの味を研究したりですとか、夜中まで一緒にやったりとか…。

2人の間に、一体何があったのでしょうか?

被害者「防犯カメラつけた」2人の間にトラブルか?

17 日、警察署で車を降りるなり、マスクを外し、周りをきょろきょろと見渡す男。弘輝さん殺害容疑で逮捕された、大橋昭仁容疑者(35)です。

きょろきょろと周囲を見回す、大橋昭仁容疑者
きょろきょろと周囲を見回す、大橋昭仁容疑者

店では真面目に働いていたという大橋昭仁容疑者。
しかし、2人の関係を知る人によると、最近、弘輝さんがあるトラブルに巻き込まれていた可能性があるといいます。

被害者と容疑者の関係を知る人:
ここ最近も「実は防犯カメラをつけた」と弘輝さんの口から聞いたので。何かしらトラブルがあったのか…。店内に2つつけていたので。

最近、店内に設置したという、防犯カメラ。何かを警戒していたのでしょうか?

ラーメン店で、血だらけで倒れていたという弘輝さん。体には、上半身を中心に刃物による複数の傷があり、抵抗した痕もあり、店内には複数の包丁も落ちていたといいます。

搬送先の病院で死亡が確認。司法解剖の結果、死因は刃物で刺されたことによる失血死であることが分かりました。

2人の関係を知る人によると、店のカギを持っていたのは、社長である父と殺害された店長の弘輝さん、そして大橋昭仁容疑者の3人。事件後、大橋昭仁容疑者が行方不明になっており、関係者の間では大橋昭仁容疑者を疑う声も多かったといいます。

事件後、大橋昭仁容疑者は逃走していましたが、17日に名古屋市内のビジネスホテルに1人で滞在しているところを捜査員が発見し、逮捕されました。

「包丁を使った」容疑を認める供述も

8年前から横浜市でラーメン店を営み、家族を支えていたという弘輝さん。

被害者と同じマンションの住人:
とても礼儀正しくて、良い隣人だなと思っていました。(子供はまだ)小さいですよ…。庭にたくさんおもちゃを出して、よく遊んでました。

店は海苔をふんだんに使った、豚骨しょうゆラーメンが売りだったといいます。

店の常連客:
サービスもよくしてくれたんですけどね。(お互い)しゃべるほどでもないけど、顔を覚えてくれて。

大橋昭仁容疑者は警察の調べに対し、「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めており、「包丁を使った」とも供述しているということです。

警察は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、犯行に至った経緯を調べています。
(めざまし8 9月18日放送)