路上飲酒やゴミ捨てのマナーが問題となっている渋谷区は、来月末のハロウィーンを前に「ハロウィーン目的で街に来ないで」と呼びかけた。
区側が「街に来ないで」と呼びかけるのは初めて。
ハロウィン前~終わりまで「夜間の路上飲酒」制限 酒類販売の自粛依頼も
「今年は、“渋谷はハロウィーンのイベント会場ではありません”ということを世界にしっかり伝えていきたいという風に思います」「ハロウィーン目的でハロウィン期間に渋谷区周辺に来ないでほしい」と言い切った長谷部健 区長。
渋谷区は、4年前のハロウィーンで若者が軽トラックを横倒しにしたり、知らない人に暴行し逮捕されるなどの事件が相次いだことから、駅周辺の路上や公園などでの飲酒を禁止する条例を施行するなど対策に取り組んできた。
長谷部区長は12日、ハロウィーンの対策について会見を開き、モラルを守って楽しむよう呼びかけていた去年までとは異なり、「渋谷での路上飲酒が根付いている」「新型コロナウイルスの5類移行で、外国人観光客を含めて街を訪れる人が大幅に増えている」として、今年はハロウィーン目的で渋谷に来ないよう強く呼びかけた。
渋谷区は10月27日午後6時~11月1日午前5時まで夜間の路上飲酒を制限し、28日午後6時~29日午前5時まで・31日午後6時~11月1日午前5時までは、酒類販売の自粛を依頼するという。
また、区職員が街を巡回するほか、約100人の民間警備員を10か所に配備し、警察など関係機関とも協議し警備体制を強化する方針。
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