秋田県内では9月に入っても、7月の大雨の復旧作業は道半ばで、現場では次々と問題に直面している。浸水被害を受けた秋田市の小児科は、復旧や水害への対策に多額の費用がかかるため、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングを始めた。
“持続可能な医療体制”のために
秋田市広面の「ちば小児科アレルギークリニック」には、この日も多くの患者が受診に訪れていた。
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ーー先生に何を診てもらった?
患者の男の子:
肌を診てもらった。良いです
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男の子の母親:
本当に早めに再開してもらってありがたいと思っていた
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ちば小児科アレルギークリニック・千葉剛史院長:
今までも一人一人の患者を丁寧に診察しようと心がけていたが、それができることが非常に尊いものだと実感する日々
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クリニックは、7月の記録的な大雨で床上まで水に漬かり、壁の張り替えや備品の買い替えなどを余儀なくされた。8月11日に全面診療を再開したが、復旧には多額の費用がかかった。
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ちば小児科アレルギークリニック・千葉剛史院長:
クリニックの継続が厳しいかと思ったところはあるが、初心を貫くために何とかここで頑張ろうと。今回非常に心苦しかったが、クラウドファンディングで皆さんの力をお借りしたいという決断に至った
開業してまだ1年4カ月。身近な存在のクリニックだからこそ、アレルギー患者を早い段階で救えると考える。
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クラウドファンディングの当面の目標は300万円で、水害に強い医療機関を目指し、止水板の購入費用などに充てる予定だ。
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ちば小児科アレルギークリニック・千葉剛史院長:
こういった水害が今後起きるかもしれないが、そういった中でも診療を持続可能な体制を整えて、患者が満足できる医療を提供していければと考えている
地域医療を支える現場が、支援を求めている。
(秋田テレビ)