秋田県内は6日から北部を中心に雨が降り続き、北秋田市の集落が一時孤立した。雨は8日明け方にかけて降り続く見込みで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要。

能代市・大仙市の一部地域に「避難指示」

降り始めからの雨量は北秋田市脇神で195ミリ(7日午後4時時点)
降り始めからの雨量は北秋田市脇神で195ミリ(7日午後4時時点)
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県内は低気圧や前線の影響で、6日から雨が降り始め、県の北部を中心に雨が強まった。7日午後5時時点で13の市町村に大雨と洪水の警報が出されている。

降り始めから7日午後4時までの雨の量は、北秋田市脇神で195ミリ、秋田市大正寺で194.5ミリ、能代市で142.5ミリなどとなっている。

この雨の影響で、能代市二ツ井町の田代と濁川地区の36世帯69人と大仙市峰吉川の174世帯393人に避難指示が出ている。

道路冠水で集落が一時孤立

川の水があふれ冠水した道路(北秋田市)
川の水があふれ冠水した道路(北秋田市)

また、北秋田市を流れる羽根山沢川から水があふれ、羽立地区に通じる道路が冠水して14世帯27人が一時孤立した。

住民:
ここはすぐ水が出る所。ここ3年続いて氾濫しているので、ことしもやられて困っている。

土砂災害などに警戒を

8日午後6時までの24時間雨量は多い所で80ミリの予想
8日午後6時までの24時間雨量は多い所で80ミリの予想

雨はこのあとも降り続く見込みで、8日午後6時までの24時間に降る雨の量は、沿岸・内陸ともに多い所で80ミリと予想されている。

8日明け方にかけて土砂災害に厳重に警戒するとともに、7日夜はじめごろにかけて低い土地の浸水・河川の氾濫に警戒が必要。8日にかけては竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうにも注意が必要だ。

秋田テレビ
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