秋田県鹿角市で「かづの北限の桃」の出荷が本格化するのを前に7日、生産者が販売目標達成などを祈願しました。
鹿角市で栽培されている「かづの北限の桃」は、全国で最も遅い時期に市場に出回る桃として知られています。
わせ品種「あかつき」の出荷が8日から始まるのを前に、生産者やJAの関係者など約60人が集まって神事を行い、収穫作業の安全と販売目標達成などを祈願しました。
JAかづの・阿部浩一組合長:
「鹿角地域の農業振興において大きく貢献している品目。JAや関係機関が一体となり、これからも生産振興に支援を継続していきたい」
神事に続き、関係者が今シーズンの出来を確かめました。
JAかづの・古舘国光常務理事:
「雨が少なく高温だったので小ぶりではあるが、糖度の高い桃に仕上がっている。皆さんにも桃をたくさん食べてもらいたい」
「かづの北限の桃」は県内や首都圏を中心に10月上旬まで出荷が続きます。JAかづのは今シーズンの出荷量を378トンと見込んでいます。