1年前の豪雨によって鉄橋が崩落するなど大きな被害があり、現在も一部運休が続くJR米坂線。8月31日、沿線の自治体トップが会合を開き、被害が少ない区間については、段階的に運行を再開するようJRと国に要望することを決めた。
復旧はいつ? 運休が続く米坂線
JR米坂線は、2022年8月の豪雨で鉄橋が崩落するなど、各地で大きな被害があり、山形・長井市の今泉駅と新潟県の坂町駅の間で現在も運休が続いている。

8月31日は、山形・新潟両県の沿線地域11の自治体でつくる団体の総会が開かれ、各市長や町長などが、今後の復旧について意見を交わした。

飯豊町・後藤幸平町長:
運行再開に向け、利用拡大の手だてを各自治体で提案して、前向きに実現していけるよう、駒を進ていく具体的な提案が必要な時期だと思う

出席者からは、「米坂線は単なる地域の足ではなく、日本海側と太平洋側を結ぶ重要な路線であることを国に伝えていくべき」との意見も出された。

期成同盟会会長・仁科洋一小国町長:
地方の足(移動手段)を守ることは国の責任。地方から足をとったら、誰も来ない。誰も動けない。線路を守っていくことは、生活する人たちにとって非常に重要

総会では、「被害が少なかった羽前椿駅から今泉駅までの区間は、段階的な運行再開を検討すること」などを求める要望書が採択された。

今後、JRと国に具体的な要望を伝えていくという。
(さくらんぼテレビ)
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