佐賀・唐津市の養豚場のブタが豚熱に感染し、佐賀県は8月30日夜から約500頭の処分を進めている。熊本県では8月31日に対策会議が開かれ、熊本県内183全ての養豚農場で、8月30日までに異常がないことが報告された。

佐賀・唐津市で豚熱発生 殺処分開始

8月30日、唐津市の養豚場のブタが豚熱に感染していることが分かり、佐賀県はその日の夜から、この養豚場で飼育する約500頭の殺処分を進めている。

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一方、30日に近くにある別の養豚場のブタからも、佐賀県による検査で陽性が確認された。

この養豚場は約1万頭を飼育していて、佐賀県内で2番目に規模が大きく、31日夜に国の検査で感染が確定すれば、佐賀県は自衛隊に派遣要請をして処分に入る見通しだ。

熊本県が防疫態勢レベル2に引き上げ

これを受け、熊本県は防疫態勢レベルを「2」に引き上げた。

31日は対策会議が開かれ、熊本県内183全ての養豚場で、前日までに異常がないことが報告された。熊本県は引き続き指導を徹底する一方、国が熊本県を推奨地域に指定した場合は、有効なワクチン接種を開始するとしている。

また、豚熱は人への感染はないことや、豚熱にかかった豚の肉は流通しないとして、熊本県は「安心して豚肉を食べてほしい」と呼びかけている。

(テレビ熊本)

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