艶やかな着物に身を包んだ自身の姿、故郷を思って描いた作品、これからも多くの人を魅了します。画家としても活躍し、おととし亡くなった八代市出身の歌手・八代亜紀さんが描いた絵画の作品展が6日から熊本市の鶴屋百貨店で始まりました。
6日から鶴屋百貨店本館8階で始まった「-故郷へ感謝を込めて-八代亜紀の世界展」。会場にはおととし亡くなった八代市出身の歌手・八代亜紀さんが描いた絵画30点あまりが展示されています。
入口に飾られているのは八代さんがCDジャケットに写る自身を描いた絵と実際に着用していたドレスです。こちらには、熊本地震発生後に故郷を思って描いた熊本城も。さらに、八代さんが入院直前に仕上げたという艶やかな紫色の着物に身を包む自身を描いた作品、横にはその着物が飾られています。
フランスの美術展「ル・サロン展」の永久会員に選ばれるなど生前、画家としても多くの人を魅了してきた八代さん、会場には初日から多くのファンが駆け付けました。
【来場者】「30年来のファン。歌も絵も…亜紀ちゃんは心がいい。忘れてはならない人」
【八代さんの所属事務所の専務(当時)EIGHTAND茂木崇幸代表取締役】「八代さんの絵は温度やぬくもり、動きがある。(八代さんも)ほっと心を和ませるような絵を書きたいと常々言っていたのでそれも感じてもらいたい」
この展示会は今月12日まで熊本市の鶴屋百貨店で開かれています。