中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が枯れている問題を巡り、東京都の調査で事前に異常が確認されていた8店舗を上回る9店舗付近の土壌から、除草剤成分が検出されたことがわかった。

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「ビッグモーター」の店舗前にある街路樹について、都道沿いの14店舗のうち、8店舗で樹木が枯れたり、草が無かったりするなど、通常と異なる状況が確認されていたため、都はビッグモーター店舗前の街路樹の土壌に除草剤が含まれていないか、今月4日から確認のため調査を行っていた。

関係者によると調査対象の14店舗のうち多摩店、環八世田谷店、世田谷代田店、練馬店、国立店、武蔵村山店、練馬西店、青梅店、立川店の9店舗付近から、除草剤成分が検出されたことがわかった。

調査前に異常が確認されていた足立入谷店、小平店からは除草剤成分が検出されなかった一方で、異常がなかった青梅店、立川店、練馬西店から除草剤成分が検出された。

都は、ビッグモーターへのヒアリングを行ったうえで、警察署に被害届の提出について相談し、道路法に基づく原状回復と、金銭賠償を求めていく方針だ。

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社会部
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