秋田・横手市にジェラート店がオープンした。ずらりと並ぶ商品に使われているのは、秋田県産の野菜や果物。しかも地元の高校生が、企画から運営までを手がけている。

高校生:
ただ今から、Stella(ステラ)ジェラートショップ、開店いたします。よろしくお願いします
生徒たちが手がけるジェラート店がオープン
8月5日、横手市のJR横手駅にオープンしたのは、ジェラート店「Stella(ステラ)」。

店頭に立つのは、県南部の4つの高校「横手高校」「大曲農業高校」「横手城南高校」「鹿島朝日高校横手キャンパス」の生徒たちだ。

スイカにリンゴにエダマメ。ジェラートには県産の果物のほか、大曲農業高校で育てられた野菜などが使われている。
横手市の人気ジェラート店「ジェラテリア SHEETA」が監修していて、オープンと同時に多くの客が訪れ、ジェラートを味わっていた。
男の子:
おいしいです

女性:
よく作ったと思う。これを食べて、わたしたち年寄りは元気をもらえそう
初日から大盛況のジェラート店は、高校生が企画・運営・販売を手がける。しかも「期間限定」ではなく、年間を通して営業される。
アルバイトではできない経験

オープンを控えたある日、生徒たちは接客や盛り付けを練習していた。

店に立つのは「アルバイト」ではない。これまで資金を調達し、試作を重ねながら商品を開発し、意見を交わしながら準備を進めてきた。

横手高校・菊地佑朔さん(1年):
アルバイトだと、自分たちで「こういう商品が売れるんじゃないか」ということはできない。自分たちのプラスになる大きな機会だと思って参加した

鹿島朝日高校横手キャンパス・景山和哉さん(2年):
自分の将来の目標である「起業すること」の良い経験になると思い参加した

店の名前「Stella(ステラ)」は生徒たちが考えた。イタリア語で「星」を意味することから、「地域で光り輝く存在を目指す」という決意を表している。

横手城南高校・寺田千夏さん(2年):
お客さんが「おいしい」と笑顔になっていてうれしかったし、楽しい

大曲農業高校・山野葵さん(2年):
電車や新幹線の利用だけではなく、横手市にそして、横手駅にジェラートを食べることを目的に来てほしい
「Stella(ステラ)」の営業は原則、火・木・土曜日。学業と両立させた生徒たちの新たな挑戦が始まる。
(秋田テレビ)