盛岡さんさ踊りが8月4日に最終日を迎えた。2023年も祭りを彩ったのが「ミスさんさ踊り」。2023年は通常開催となり、市民とのふれあいも戻ってきた。本番に臨んだミスさんさ踊りの5人を追った。
多くの観客を魅了する「ミスさんさ踊り」
華やかな衣装を身にまとい、しなやかな踊りでパレードを引っ張るミスさんさ踊り。

通常開催の2023年は初日から2022年の倍以上の人出となり、ミスさんさ踊りは多くの人を魅了した。

盛岡市民:
とてもきれいで躍動感があっていいと思う

千葉から来た子ども:
手を振ったら、手を振り返してくれてうれしかった

2023 ミスさんさ踊り・菊池理子さん(22):
ここまで観客が多いとは考えていなくて、とても驚いたが、たくさんの方に注目していただいてとても光栄

2023 ミスさんさ踊り・菅野那菜さん(22):
知らない方でも「ななちゃん」と声をかけてくれて、とても励みになっている
最年長で団体職員の星菜々さん(25)は、毎日仕事を終えてからミスさんさの練習に参加していた。

2023 ミスさんさ踊り・星菜々さん(25):
職場の方が練習頑張ってと声をかけてくれたり、仕事の面でもサポートしてくれた。大変というよりは、とても充実して楽しい2カ月間でした
2度目の挑戦で母と同じ“憧れの舞台”へ
最終審査が行われたのは5月。通常開催が決まったこともあってか、2022年の倍以上の応募があった。この中に、2022年は一歩及ばず、今回2度目の挑戦をした岡根瞳さん(19)がいた。

2023 ミスさんさ踊り・岡根瞳さん:
ミスさんさになることを諦めたくない、私はさんさ踊りが大好き。この思いが私を強くしました

再挑戦で見事に選ばれた岡根さん。母の光代さんが第13代のミスさんさ踊りで、その姿に憧れていたという。

岡根さんの母・光代さん(1991年当時):
踊りたいです、もっと。足りないです
母の背中を追いかけ、憧れの舞台に立った岡根さんは、母と同じ思いで踊っていた。

2023 ミスさんさ踊り・岡根瞳さん:
みんなと楽しむことがすごく幸せで、祭りが終わってほしくないという気持ちでいっぱい。まだ踊りたいです

ーー踊りの出来はどうだった?
2023 ミスさんさ踊り・岡根瞳さん:
母を超えられたのかなと感じています
観客と踊りを楽しむ「輪踊り」が復活
2023年は4年ぶりに輪踊りが復活した。

市民や観光客も、ミスさんさたちと一緒になって踊りを楽しんだ。

神奈川から来た人:
手の所作がきれいで、ほれました。(一緒に踊って)めちゃくちゃ楽しかったです

2023 ミスさんさ踊り・照井友梨香さん(24):
輪踊りがないとさんさは締まらないと思っているので、輪踊りができるようになって本当によかった。多くの人からたくさんの笑顔をいただけたので、盛岡にこんなすてきな祭りがあるんだと知ってもらえたと思う
ひときわにぎわった盛岡の夏の夜。ミスさんさと市民の心がひとつになった。
(岩手めんこいテレビ)