女性だけで構成される「096k熊本歌劇団」が、フランスで開かれたJapan Expoに出演し、海外のファンに日本のマンガ文化とその魅力を伝えた。「096k熊本歌劇団」の初の海外公演は喝采を浴び、大成功に終わった。

フランスJapanExpoに096k

芸術・文化が息づくフランスの花の都・パリで7月13日から16日までの4日間に「Japan Expo」が開催された。

コスプレを楽しむ来場者たち
コスプレを楽しむ来場者たち
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「Japan Expo」は動員数25万人を誇るフランス最大の日本カルチャー発信イベントだ。

会場には、人気マンガ「ワンピース」の巨大なルフィ像がお目見え。またアニメやマンガ、ゲームキャラクターのコスプレを楽しむ人で大にぎわいだった。

初の海外公演 096kの舞台に観客も夢中

そんな熱気あふれる会場内を練り歩く一団があった。熊本で生まれた女性だけの歌劇団「096k」だ。

普段は熊本県内を中心に人気漫画作品を舞台で演じている彼女たち。日本文化の魅力を伝えるためフランスにやって来た。

096k・中島悠さん:
プレッシャーがすごいです。さっきも(実際の)ステージ見て日本文化を背負っている感じがすごすぎて、ドキドキしちゃってる

初の海外公演となる「Japan Expo」での演目は、関ケ原の戦いから1年後を描いた「前田慶次かぶき旅」。九州に新たな戦国の風を求めた慶次が、肥後の国で加藤清正と出会うというストーリーだ。

舞台を見た観客:
チャンバラ(殺陣)のシーンがすごくて、ライティング(照明)もあいまって夢中になりました

舞台を見た観客:
ふりつけとストーリー、すべてに満足した

舞台を見た観客:
『(日本語で)おもしろかった。すごかった』熊本のことも分かったので、とても良かった。096k最高~!

現地で拍手喝采 来月には専用劇場も

096kは時代劇のほかに、アニメの主題歌を交えたライブも披露。

「キャッツアイ」「シティーハンター」「北斗の拳」「ワンピース」などのアニソンに約2,000人の観客が一体となって盛り上がった。

096k 前田慶次役・菅井育美さん:
めちゃめちゃ最高の景色でした。もう一回やりたい

096k 加藤清正役・片山紗雪さん:
最高の舞台にしてくれました、お客さんが。パリが

現地フランスのメディアから取材も受けた096k。
9月16日には、熊本市中心部に彼女たちの専用劇場「096k座」がグランドオープン予定で、海外公演の経験と合わせ、新拠点でのパフォーマンスにも期待が高まる。

(テレビ熊本)

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