49カ国が参加している「ロシア・アフリカ首脳会議」で、コンゴ共和国の大統領は28日、ロシアとウクライナの紛争の終結を呼びかけた。

ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで開かれている首脳会議で、コンゴ共和国のサスヌゲソ大統領は、「ロシアとウクライナの紛争に、終止符を打つことを改めて求める」と述べた上で、アフリカ諸国による和平交渉の仲介が、紛争を終結させる上で重要だと呼びかけた。

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ紛争に関するアフリカ諸国による和平交渉の仲介について、「アフリカの提案を尊重し、注意深く検討している」とした上で、我々は紛争の終結を避けているわけではないと述べた。
また「ウクライナがロシアとの交渉を拒否している。交渉を押し付けることはできない」と持論を展開した。

一方、エジプトのシシ大統領は、ロシアが離脱したウクライナ産穀物の輸出合意について、食糧危機を迅速に解決するために、ロシアに合意への復帰を促した。