子どもにかかりやすい夏風邪・ヘルパンギーナ。長野県内では先週、「警報レベル」を超え、12日の発表ではさらに感染が拡大した。小児科も患者が増えていて、医師は消毒や手洗いなど「対策の徹底」を呼びかけている。
子どもがかかりやすい…
松本市の小児科では、多くの親子連れが診察に訪れていた。
保護者が心配していたのは、夏風邪の「ヘルパンギーナ」。
5歳以下の子どもがかかりやすく38度以上の発熱が続き、口の中に水ぶくれ状の発疹ができる。

ヘルパンギーナ感染急拡大
県内では5月下旬から増え始め、7月2日までの1週間の1医療機関あたりの患者数は警報レベルの6を超えた。
12日発表の9日までの1週間ではさらに増加している。
こちらの病院でも6月から患者が増え、この日に訪れた子ども40人のうち8人が「ヘルパンギーナ」だったという。

次亜塩素酸ナトリウムで消毒を
高島医院・水野史院長:
2022年、ヘルパンギーナが全然はやっていなかったので免疫を持っていない子が多い。ヘルパンギーナのウイルスはアルコールが効かないので、しっかり手洗いをしないと手に残っててうつってしまう性質がある

新型コロナウイルスも感染が拡大しつつある。
これ以上感染が拡大すると小児医療がひっ迫する恐れもあるとして、対策の徹底を呼びかけていいる。
高島医院・水野史院長:
一番は手洗い。アルコールは効かないので消毒する。ドアノブなどを次亜塩素酸ナトリウム、ハイターを薄めて消毒する。ウイルスは便に排出されますので、マスクをしておむつ替え、その後、手洗いをしっかりする

(長野放送)