アプリストアに突然現れた、新サービスの告知。このアプリの名前は「Threads(スレッズ)」。

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いま、このアプリに世界の注目が集まっている。その理由は…。

ITジャーナリスト 三上洋さん:
短文投稿型のSNSです。いわばツイッターにそっくりなものと言われています。

インスタグラムやフェイスブックを運営する、IT大手・メタ社が7月6日から提供を始める、このサービスは、ツイッターに対抗する狙いがあるとみられる。

アプリの説明によると、自分と同じ興味や関心を持つ人をフォローし、直接つながることができる、テキストベースの会話アプリだという。

料金は無料で、日本語や英語など30以上の言語に対応。さらに、インスタグラムのアカウント名やフォロワーもそのまま引き継げる。

ITジャーナリスト 三上洋さん:
例えば、フォロー・フォロワーという関係で、お互いの投稿を見る。また、写真や動画の添付も可能だと報道されています。ツイッターとしても大きな脅威で、ユーザーがどっと移動する可能性大です。

不満を抱えるツイッターユーザーを獲得できるか

メタが新サービスの提供に踏み切った狙い。それは、ツイッターユーザーの獲得とみられる。

ツイッターでは、運営会社のイーロン・マスク会長が、ツイッターの1日に読める投稿数を一時的に制限(認証済みアカウント:1万件、認証なし:1000件)したため、ユーザーの不満が高まっているのだ。

10代:
制限がかかっていて、見られないのは、おとといぐらいにありました。使いづらくなったら(乗り換えを)考えると思います。

10代:
情報収集みたいな感じで(ツイッターを)見ていたので、新しいアプリを探したりしなきゃいけないかなとは思いますね。

三上さんによると、日本のツイッター利用者数は4500万人にのぼるといい、ツイッターの急な制限を受けて、メタが新アプリのリリースを早めた可能性があると指摘する。

イーロン・マスク氏もツイッターで反応

新たなアプリに対し、マスク氏は…。

イーロン・マスク氏のツイッター:
幸運を祈る。あなたたちはこの戦いに負けるだろう。


閲覧制限などによる混乱で、ツイッターに匹敵するサービスになるのか。注目される。

(「イット!」7月4日放送より)