夏になると、冷たい麦茶が欠かせない。家庭で作る人も多いと思うが、実は作り方によって菌の増殖が変わるという。今回は、ウェザーニューズ社がエフコープ生活協同組合に取材した調査結果をまとめた。
どの作り方がベスト？
次のうち、より細菌が増殖しにくい方法はどれだろうか？
A：煮出してから急速に冷やして冷蔵庫
B：煮出してから常温で粗熱をとって冷蔵庫
C：麦茶パックで水出し
結果はこちら！
9日先までの細菌の増殖は、次の結果となった。
A→菌の増殖はなし
煮出したことで細菌の大半が死滅し、その後も急速に粗熱をとったため、細菌が増殖する時間がなかったと考えられる。
B→3日目から急激に細菌が増殖
煮出したあと、常温で長時間放置した際に細菌が増殖した可能性がある。
C→4日目から細菌が増殖
細菌がいないペットボトル入りの水を使用しましたが、麦茶のパックを入れるときに細菌が混入したと考えられる。
よって、麦茶を作る際には「A：煮出してから急速に冷やして冷蔵庫」がおすすめだ。
容器や保存方法にも注意
家庭で麦茶を作る際には、煮沸消毒した容器で保存しよう。
また、どの方法で作るにも麦茶は傷みやすいので、2～3日で飲み切るようにしてほしい。
(北海道文化放送)
