11月6日午前0時に解禁された、ズワイガニ漁。しかし、日本海を進む低気圧の影響で石川県内はすべての港で漁が中止となってしまった。解禁日にカニが水揚げされなかったのは2016年以来7年ぶりだ。
日本海の冬の味覚が解禁も…
金沢市民の台所、近江町市場の鮮魚店では…
大口水産 荒木優専務：
あ～、もうやっぱり出られなかったかというのが一番なんですけど、事故のないのが一番いいですしね。
店には、北海道や新潟などで水揚げされたカニが並んでいる。
「期待感はマックスです、気温が高いのがひっかかりますけど、それを吹き飛ばすくらいのカニの勢いがあってほしいなと願ってますね」と、荒木専務の期待は高まるばかりだ。
金沢にカニ目当てに来た観光客は…
カニを目当てに金沢を訪れたという観光客は…
記者：
カニ解禁日なんですけど知っていましたか？
観光客：
知ってて来たんですけど、シケでやらないって（ニュースを）見たんですけど本当ですか？
記者：
はい。
観光客：
まじか…！
カニを食べるため夏ごろから旅行を計画し、店も予約していたそうだ。
観光客からは「解禁日からホテルや旅館も満室で×ばっかりですよ。そういう人いっぱいいますよね。残念、残念しかない。また来年…」という声も聞かれた。
石川は出漁できず…兵庫や山陰は出港
一方、同じ日本海でも兵庫県・浜坂（はまさか）漁港は船が出たようで…重さ1.2キロのカニが過去最高額となる1000万円で競り落とされた。
石川県内では早くても、出港は8日の夜になる見込みで競りは9日の夜に行われる予定だ。今年はコウバコガニの最高峰・輝姫のナンバーワンを初めて決める予定で漁の延期もあって関係者の期待は高まるばかりだ。
（石川テレビ）
