石川県は山野県政がスタートして4月27日で1カ月を迎えた。就任後初めて編成する6月補正予算に向けた考えや、この4年間への思いを聞いた。

全市町訪問で伝えたメッセージ

就任から1カ月を迎えた山野知事。「現場主義」を掲げる知事はこの1カ月ですべての市と町を訪問し、トップと意見交換を行った。また、石川県金沢市の県道が崩落した際には発生から2日後には現場を視察し、直接被害の状況を確認した。

金沢の陥没現場
金沢の陥没現場
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全市町を訪問した意図について、山野知事は「石川県は本気できちんと市町と向き合ってくれているんだということも伝わるメッセージになると思いますんで」と話した。

就任から1カ月の心境を問うと。「1カ月間秘書課の皆さん、県職員のみなさんに助けてもらって大変充実した1カ月だったと思います。知事一人では何にもできません。職員の皆さんに助けてもらって初めて仕事ができるものですので、信頼関係を作っていかなくちゃいけません。ただ県の職員のみなさんの顔と名前も一致していないので、まずは幹部職員のみなさんが1カ月間いろんなテーマについてレクチャーをしてくれて、僕の意見を聞くヒアリングの場面を作っていただきました。少しでも顔と名前を覚えるということをやってきました」

「できる100をずっとしてきた」

信頼関係はどれくらい築けたか問うと、山野知事は「100だと思いますよ。1カ月でできる100をずっとしてきたという意味の100」と力強く答えた。

山野知事
山野知事

選挙の公約では兼六園と金沢城公園での二重価格の導入を訴えたほか、独自の政策として奥能登知事室と南加賀知事室の設置を掲げた山野知事。来月28日からの県議会に提出する6月補正予算案が、自身の政策実現に向けた第一歩となる。

「基本的には行政は継続性が一番大事ですので、これまで取り組んできたことをベースにしていきながらも、選挙で公約に掲げてきたものをいま、どんなものが予算に反映できるのか、既存の枠の中で対応できるとするならばどんな発信の仕方をしていくのが望ましいのかっていうことをまさに議論をしているところです」

山野カラーを出していきたい部分はあるかと問うと、きっぱりとこう答えた。「全然そんなこと考えていません。まったく意識していません。県政にとって望ましいことを進めていく。そのことにつきます。周りがそれは山野カラーだとか山野色だということであって、僕が言うことではないと思っています」選挙戦ではほぼ全ての県議が相手候補の支援に回った中、5月の議会で行われる初の本格論戦にも注目が集まっている。

失敗を受け入れられる社会に

改めてどんな4年間にしたいかを問うと、山野知事は社会のあり方への思いを語った。「若い方であったりお年を召した方であったり、いろんなことに挑戦をできるような街になってほしいと思っています。挑戦できるということは失敗を受け入れることができる社会だという風に思っています。僕はそういう社会こそが最も望ましい社会なんだと思っています。ただしいろんな事情で挑戦さえできない方もいらっしゃる。そういう方たちに対して行政はセーフティネットを作っていかなくちゃいけない。基本は自由な発想で自由な思いで自分が正しいと思う方向に挑戦ができる、そんな社会になればいいなと思っています」

(石川テレビ)

石川テレビ
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