2023年はサクランボの生育が早いため、県内では6月初旬から作業が忙しくなっている。短い期間に多くの人手が必要な中、12日、山形・村山市にボランティアで手伝う「さくらんぼサポーター」がやってきた。

貴重な戦力「さくらんぼサポーター」

毎年多くの人手が必要なサクランボ作業。

サクランボ作業は大忙し
サクランボ作業は大忙し
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村山市長善寺の松原農園では、収穫はもちろん大きさの仕分け、そして一つひとつ手で詰めるパック詰め、さらに発送作業と連日大忙しだ。2023年、松原農園では知人の紹介を中心に約30人、期間限定のアルバイトを雇っている。

そして12日、“新たな戦力”としてやってきたのは、4人の「さくらんぼサポーター」だ。村山市では2007年から人手が必要な農家と作業を手伝ってくれる人をつなげる援農事業を展開している。作業の報酬はなく、宿泊費を農家が負担するもので、2023年は4年ぶりに制限なく受け入れが始まった。

3回目の参加・本多安代さん
3回目の参加・本多安代さん

4人は12日昼過ぎから作業の注意点を聞いたあと、さっそく収穫にあたった。東京から参加の本多さんは今回で3回目のお手伝いだ。

本多安代さん:
サクランボが大好きで、新鮮できれいなサクランボを直に触れるのがうれしいし、味も格別においしい。効率よく農家のために働きたい

そして本多さんに誘われて初めて参加した小池さん。

小池京子さん:
本当に難しいわ…

初めての収穫に悪戦苦闘していた。

小池京子さん:
完熟度を見分けるのが…、これをとっていいのかと悩ましい。農家の足手まといにならず、うまくお手伝いして楽しめたらいい

さくらんぼサポーターの日程は2泊3日で、男性は主に収穫、女性はパック詰めなどに従事する。

松原農園・笹原恭治さん:
労働力不足なのでサポーターに来てもらえて、本当に貴重な戦力になる、ありがたい

村山市では6月28日までに、10の園地で計91人のさくらんぼサポーターを受け入れるという。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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