6月が始まり、夏らしい暑さの日がこれから増えていく。こうした中、涼しさや爽やかさを感じさせてくれる初夏の味覚の話題をお届け。

箱船に乗りジュンサイの収穫体験も

ぷるぷるとした寒天のような食感が特徴の、今が旬のジュンサイ。

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村山市の大谷地沼、通称「じゅんさい沼」では、毎年この時期に収穫が始まる。

広さ約10ヘクタールの沼一面に、天然のジュンサイが広がっている。
年間の収穫量は最盛期の1983年に18トンを超えていたが、高齢化による人手不足で5年前には1トンほどに減少。

そこで始めたのが、一般の人が参加できる収穫体験だ。収穫する人手を確保するだけでなく、多くの人の手が入ることで水中に酸素が行き渡るようになり、沼の再生にもつながった。
この一石二鳥の取り組みによって、採れるジュンサイの質が上がり、収穫量も2022年は1.5トンを超えた。

茎の部分を、親指の爪を使って切り取っていく。天然のジュンサイをいただいてみると、ぷるぷる、つるつるした中に、シャキッとした歯ごたえを感じられた。

大高根じゅん菜採取・西川孝士社長:
「ヌル」が多いことで、食感がみなさんから喜ばれている。ぜひ初夏の味を楽しんでほしい

ジュンサイの収穫体験は6月2日から7月いっぱいまでで、月曜を除いて参加できる。また自慢のジュンサイは、沼のすぐ横にある直売所で購入できるという。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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