東北で唯一のセロリの産地・山形市で、「山形セルリー」の出荷が最盛期を迎えた。2023年も青々とした立派な「山形セルリー」が育ち、みずみずしい旬の味覚がこれから約1カ月楽しめる。
春と秋の1カ月半しか市場に出回らない
山形市は、全国に約10カ所あるセロリ産地のうち、東北では唯一の産地だ。今シーズンの出荷が5月1日から始まっていて、いま最盛期を迎えている。15日も、朝から「山形セルリー」の収穫作業が行われていた。
この記事の画像(6枚)15日は、生協の組合員が収穫体験に参加し、ずっしりと立派に育った「山形セルリー」を刈り取っていった。収穫したのは「ひめセルリー」という品種で、全国で唯一山形市で生産され、春と秋にそれぞれ約1カ月半しか市場に出回らない。
「山形セルリー」を食べてみる。
「ひめセルリー」の特徴は、みずみずしさとほのかな甘さだ。セロリ独特のえぐみや苦みが少なく、繊維の柔らかさもおいしさの理由だという。
収穫体験をした人:
このセロリが食べてみたかった。生。まずは生で
山形セルリー生産者・石垣翔一郎さん:
ことしはまずまず、小ぶりだがとてもおいしいセロリができた。「山形セルリー」を知らない人が意外と多かったので、この機会にぜひ皆さんに食べていただきたい
2018年に「地理的表示保護制度・GI」に登録され、ブランド化が進む「山形セルリー」。5月31日には、JA山形市アグリセンターでドライブスルー販売会が予定され、朝採りの新鮮な「山形セルリー」を購入できる。
(さくらんぼテレビ)