子供の頃に難病を患い、入退院を繰り返した北野華子さん。

「5歳の頃から長期療養をしていて、『病気=スポーツできない』とガッカリしていましたが、諦めるばかりではなくて、やりたいことを叶える青春を送れるような治療生活を提供したいと考えました」

プロスポーツチームの練習に参加

北野さんは5歳から約15年間、長期療養生活を経験した。

病気を克服後、留学したアメリカで目にしたのは、入院中の子供が積極的にスポーツを楽しむ姿だった。

長期療養中の北野華子さん(当時11歳)
長期療養中の北野華子さん(当時11歳)
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そこで北野さんは2016年、長期療養中の子供たちをスポーツで支援する事業、NPO法人Being ALIVE Japanをスタートした。

プロスポーツチームへの入団プログラムでは、契約書のサインや入団会見も行われる。

腎臓の難病と闘う理恩くん(7)は、ラグビーチーム「NTTドコモレッドハリケーンズ大阪」に入団。

練習ではチームメイトと一緒に汗を流す。

北島大選手は、「理恩くんが試合前とかにハイタッチをしてくれると、それだけでやる気が出てきます」と話す。

理恩くんの存在がチームを盛り上げているようだ。

母親は、「自分でもできることがあるんだという自信が出てきたと感じます」と理恩くんの変化を口にする。

練習に参加した理恩くんは、「ラグビーの好きなところは、どっちのスクラムが強いかというところ」と笑顔で話す。

北野さんは、「子供たちがつくってくれた青春の物語が、治療している子どもたちや家族の希望につながると思って青春の可能性を広げられたらと思います」と話す。

NPO法人Being ALIVE Japan
https://www.beingalivejapan.org

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