宮崎・国富町の人の温かさに魅了され、大阪から移住した女性が経営する、「地域に根差し、地域に愛される」パン屋さんを取材した。
「地域に根差したお店にしたい」
住宅街にたたずむ「国富製パン所」。
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中に入ってみると、総菜パンから菓子パン、ハード系のパンまで20種類以上のパンが並ぶ。
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店主の辻野早衣子さんは、2016年に国富町を訪れた時に出会った人の温かさに魅了され、1年後の2017年に大阪から移住し店をオープンした。
国富製パン所・辻野早衣子さん:
町内で固定でやっているのは私のお店だけだと思います
常連が多く、昼には売り切れる日がある人気店だ。
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国富製パン所・辻野早衣子さん:
来てすぐに「パン屋さんが来て良かった!」と受け入れてもらって、国富町に1人で来たんですけど、できるだけ国富の特産品を使った物を使ったりコラボを数多くやっていきたいです
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そんな思いから作った商品が「千切りサラダサンド」。国富町は全国有数の千切り大根の産地で、サラダにしたものをパンに挟んでいる。
![国富町は千切り大根の生産量日本一](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/c/1/700mw/img_c1b830149b652a1a130f1a52471214df454611.jpg)
秦萌アナウンサー:
大根のシャキシャキした食感とパンはふわふわで、ゴマとほんのりかつお節のだしの味がして優しい味わいです
商品開発がきっかけで、千切り大根の生産者との交流も増えたそうだ。
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このほかにも、町内の弁当店と協力して「チキン南蛮サンド」を作ったり、本庄高校の生徒とイベントを開いたり、店内では町内の人が作った雑貨も販売し「地域とのつながりを大切にしたい」という思いが詰まっている。
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国富製パン所・辻野早衣子さん:
この地域に根差したお店にしたいと思っていたので、大阪だと数あるパン屋さんのうちの1軒でしかないけど、国富町では町内のパン担当みたいな感じなので、数が少ない分、役割が大きいと思っていて、できるだけ地域に役立てるようになりたいと思っています。
国富町への愛情が詰まった辻野さんのパン。
国富町のふるさと納税の返礼品リストには、国富製パン所のベーグルセットが掲載中だ。
(テレビ宮崎)