イタリア・セリエAのパドヴァに所属する現役大学生・高橋藍(21)(※高=はしごだか)が、セリエA2年目の2022/23シーズンを終えて帰国。「S-PARK」は、高橋自身2度目の五輪出場を見据えるパリに向けて飛躍のカギを先取りした。

セリエAでは石川祐希超え300得点

バレーボール男子日本代表・期待のエースでもある高橋。イタリア・セリエA2年目のシーズンは、開幕から2試合連続MVPに選出されるなど、チームの大黒柱に成長。日本の大エース石川祐希(27)の255得点(リーグ21位)をも凌ぐシーズン300得点(リーグ13位)を記録し、世界最高峰の舞台で通用することを証明した。

高橋藍(21)
高橋藍(21)
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高橋藍:
自分自身がこのイタリアリーグの中で戦っていける、このレベルの中で戦っていけるという自信がつきましたし、責任というものも、その中で生まれたと思います。

今やチームになくてはならない存在となった高橋。

レシーブの練習をする高橋藍(21)
レシーブの練習をする高橋藍(21)

しかし、イタリア1年目の出場試合数は12(2年目は22)で総得点もわずか3。スパイカーとしてさえも認めてもらえず、日本のエースが守備の要・リベロを任されることもあった。

高橋藍:
スパイカーとしてやりたかったことを、リベロでやらないといけない悔しさがあって…。

イタリアで味わった屈辱。高橋はどのように“守備の要”から“得点の要”に変貌することが出来たのか?そこには、世界最高峰の舞台だからこそ、磨かれた技術があった。

高橋藍:
かなり高いブロックに対して、ただ打っているだけでは決まらなくなってくるケースが多かった。その中で引き出しが増えた。

身につけた“攻撃の引き出し”

高橋藍:
フェイントで取るのも1点ですし、ブロックアウト取るのも1点なので、1点を取るところの打つだけにこだわらず、プッシュだったり、そういう攻撃の工夫であったりとか、テクニックはすごく重要だなと思いました。

筋力トレーニングを行う高橋藍(21)
筋力トレーニングを行う高橋藍(21)

そんな“攻撃の引き出し”を増やすために、おこなったのが体幹の強化。

高橋藍:
体幹が安定してきているからこそ、しっかりと力をボールに伝えられるところに繋がっている。

体幹強化により、ボールへの力の伝達、空中での安定感が増し、得点力に繋がっていた。

世界最高峰の舞台で身につけた“得点力”。いよいよ、始まる日の丸の戦いへ、高橋藍の得点がニッポンを勝利に導く。

高橋藍(21)
高橋藍(21)

高橋藍:
今回(パリ五輪)出場権をかけての戦いは自分自身でまだ想像ができないですし、今までやってきたことを全て出し切ることが結果につながっていく。そこを1番に大事にしてやっていきたいと思っています。

6月には国際大会のネーションズリーグが開幕する。進化を続ける高橋の得点力に期待せずにはいられない。

FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023
日本戦全試合をフジテレビ系独占中継!
女子大会 9月16日(土)- 9月24日(日)
男子大会 9月30日(土)- 10月8日(日)
東京・国立代々木競技場 第一体育館にて開催

『S-PARK』 旬なネタをどこよりも詳しく!
5月20日(土)24時35分から
5月21日(日)23時15分から
フジテレビ系列で放送

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