JR日豊本線などを走り“白電(しろでん)”の愛称で親しまれた車両415系。廃車を前に、大分県宇佐市で最後の見学会が行われ、多くの鉄道ファンに見送られながら40年あまりの歴史に幕を閉じた。
“白電”の愛称で親しまれた車両415系
TOS牧野夏佳記者:
白い車体に青いライン。みなさんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。廃車前の最後の見学会が行われ多くの鉄道ファンが駆けつけています。

国鉄時代から走っていた車両415系。中でも白い車体は“白電”の愛称で親しまれ、日豊本線などで長年使用されてきた。

しかし、老朽化などを理由に2022年9月に引退。
その車両がこのほど廃車となることから5月9日に最後の見学ツアーが大分県宇佐市の柳ヶ浦駅で行われた。
別れを惜しむ鉄道ファン
集まった鉄道ファンは45人。大分県民の足として親しまれた車体を間近から写真に収めるなどして“白電”との別れを惜しんでいた。

鉄道ファン:
楽しい。ちょっと名残惜しいけど…。(特徴は)やっぱり顔、顔が国鉄らしいなと。
鉄道ファン:
解体されると悲しいので最後の記録に収めておきたいと思いました。
見学会が終わると小倉の工場までけん引されていった白電。多くのファンが見送る中、40年あまりの歴史に幕を閉じた。
