4月27日からゴールデンウィークに入り、休みを満喫している人もいるだろう。5月が始まった1日、山形・月山の自然を楽しく学ぶことができる自然博物園がオープンした。

待っていたのは豊かな自然

山形・西川町志津にある県立自然博物園は、森の散策などを通して月山に生息する植物や動物について学べる施設で、1日に今シーズンの活動をスタートさせた。

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1日は、県の内外から訪れた約20人が、解説員と一緒に広大なブナの森に入っていった。残雪を踏みしめながら進んだ先には、芽を出したばかりのブナやナナカマドなど豊かな自然が待っていた。

解説員:
これはハウチワカエデという植物。てんぐが持っている羽のうちわ、その花

参加者:
クマの爪痕がある

月山に暮らす動物たちを感じ、さらに奥へと進むと珍しい体験ができた。

リポート:
木の根元に降りてみました。きょうはとても暖かいが、雪の中に入るとひんやりと冷たい風が心地良い

福島からの参加者:
白とブルー・黄緑の新芽が見られるなんて思っていなかったので、とても素敵

山形市からの参加者:
晴れていて、雪が残っている日は、ブナの木が木肌もはっきりと見えて、すごくきれいで大好き

四季折々の自然が楽しめる

5月中旬には、ブナの新芽が見ごろになるという。

県立自然博物園 自然解説員・最上信和さん:
きょうはとても天気が良いので、遠くの山もきれいに見え、青空の手前にブナの芽が見えて、青空とのコントラストがとてもきれい。初夏は花が咲いて、またきれい。秋になれば、紅葉もとてもきれいなので、四季折々、いろいろなものを楽しめる

解説員が案内してくれる、ブナの森の散策は、休館日の月曜を除き、毎日参加を受け付けている。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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