ゴールデンウィークを前に山にも春が訪れ、冬の間、閉鎖されていた「西吾妻スカイバレー」が26日開通し、本格的な観光シーズンに突入した。

行動制限のない観光シーズンに期待

「西吾妻スカイバレー」の開通式は、例年県境の山頂付近で行われるが、あいにくの雨となった26日は白布温泉近くの施設が会場となった。式には山形・福島両県の観光関係者など約40人が出席し、シーズン中の交通安全と観光客の増加を祈願した。

白布温泉と北塩原村を結ぶ約18kmの西吾妻スカイバレー
白布温泉と北塩原村を結ぶ約18kmの西吾妻スカイバレー
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1973年に開通し、2023年に50年の節目を迎える西吾妻スカイバレー。山形・米沢市の白布温泉と福島・北塩原村を結ぶ約18kmの山岳観光道路は、晴れの日には置賜盆地を一望できるほか、福島県側の桧原湖や磐梯山を眺めることができ、根強い人気がある。

開通式で祈願する関係者たち
開通式で祈願する関係者たち

行動制限のない観光シーズンが始まるとあって、関係者は、両県の活発な交流に期待を寄せる。

米沢観光コンベンション協会・小嶋彌左衛門会長:
観光客が動き始めたのは明るい兆し。開通がさらに大きなきっかけになると期待している

北塩原村 商工観光課・大谷修司さん:
ウィズコロナ・アフターコロナという時期になる。観光シーズンを楽しみ、心身ともにリフレッシュしてほしい

5月12日まで夜間通行止め
5月12日まで夜間通行止め

5月12日までは路面凍結のおそれがあるため、午後5時から翌朝7時まで通行止めとなる。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

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