山形県警は14日、人脈を生かした募集活動を行う「特任リクルーター」を指定した。多くの学生に警察官を志してもらい、優秀な人材を確保するのが目的だ。

「若手警官」が母校へ“直接”訪問

特任リクルーターに指定されたのは、若手の警察官・職員、計113人。この取り組みは、リクルーターが自分の母校を訪問し、後輩たちに警察の仕事の内容・やりがいを直接伝えることで、採用試験の応募を増やすのが狙い。

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県警本部・上羽浩行警務部長:
皆さんが特任リクルーターとして行う募集活動は、警察組織の将来を左右すると言っても過言ではなく、重要な任務

県警によると、2018年に643人だった1次試験の受験者は年々減少し、2022年度は347人と約半数にまで減った。優秀な人材の確保には多くの応募が欠かせないとしている。実際に、リクルーターに話を聞いて警察に興味を持ったという若手警察官は…。

村山警察署・青木章馬巡査:
警察官がどういう仕事かイメージがつきにくかったので、イメージをつかむのにリクルーターが役立って良かった。地域の方々との交流・信頼関係を築くところにやりがいや魅力を私は感じたので、そういう点を後輩に伝えたい

県警では2023年度、60人の採用を予定していて、4月28日には採用説明会も開かれる。

(さくらんぼテレビ)

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