2023年はサクラの時期に天気の良い日が重なり、花見でにぎわっている。山形・鶴岡市内の名物だんご屋がことしも期間限定で営業を始め、常連客などが連日店を訪れている。
常連客に愛される“名物だんご”
鶴岡市日和田町に2店舗あるだんご屋は、4月5日から営業を始め、このうち「齋藤だんごや」は11日も店主の齋藤はな子さんが、開店時間の午前8時半から作業に追われていた。

齋藤さんが栽培した「はえぬき」を使っただんごは、「あんこ」と黒蜜たっぷりの「きなこ」の2種類で、固くならないように注文を受けてから1本1本丁寧に仕上げる。

2023年は店のオープンよりもサクラの開花の方が早い珍しい年になり、市内のサクラは早くも散り始めているが、店の味を知る常連客などが朝からひっきりなしに訪れ、名物のだんごを買い求めていた。

常連客:
ふわーっと柔らかいところが良い。ことしはサクラより営業開始が遅れた
――いつもはサクラより早い?
常連客:
そう

齋藤だんごや・齋藤はな子さん:
ことしは材料費が上がったが、それでも去年値上げしたから、ことしは上げず1本110円にしている。みんな楽しみにして毎年来てくれるから

齋藤さんの優しさも詰まっただんごの販売は、5月5日まで続く。
(さくらんぼテレビ)