晴れの日が続く中、県内にも桜前線がやってきた。山形市は3月30日、霞城公園のサクラがこれまでで最も早く開花したと発表した。また、サクラの名所・鶴岡公園では園内のサクラを彩る「ぼんぼり」の設置作業が行われた。

きれいな青空が広がっている山形市の霞城公園。暖かな日差しを浴びてソメイヨシノが花を咲かせている。

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日中の最高気温が18.5度と4月下旬並みの暖かさとなった山形市。霞城公園ではサクラの標本木で5輪以上の開花が確認されたとして、山形市は3月30日、サクラの開花を独自に宣言した。

2022年より12日、例年と比べると9日早い開花で、山形市が開花を宣言するようになった2017年以降、3月の開花は初めてだという。

近所の人:
開花が待ち遠しくて、ことしは何としても3月中に咲いてほしいなと願いながら、毎日見ていた。願いがかなった。やっぱり山形に春が来たという感じがする

霞城公園のサクラは4月6日ごろ、満開になると予想されている。

名物の「ぼんぼり」154基設置

膨らんだつぼみの奥に名物の「ぼんぼり」。サクラの名所・鶴岡公園では、園内の約710本のサクラを彩る「ぼんぼり」の設置作業が行われた。

作業は28日から始まり、2023年は2022年より5基多い、154基を設置する予定。3月30日朝は9時ごろから作業員が2人ペアで丁寧にぼんぼりを立てていった。

園内では茶屋や屋台の開設作業も始まっていて、2023年は約90の店が、4月5日から16日まで営業を行う予定。

気になる園内の「基準木」は、3月30日午前の段階でつぼみが大きく膨らんでいて、山形・鶴岡市は3月31日に開花宣言を行うと発表している。

散歩する市民:
ちょっと早いね。開花を待っている。友達と花見の約束しているから

散歩する市民:
まだかなと思って見に来た。ウキウキする、暖かいし天気は良いし

「ぼんぼり」の設置作業は3月31日までで、点灯は3月31日夜から4月16日まで行われるという。新型コロナが一段落し、鶴岡公園では2019年以来となる「制限のない花見」に。

庄内にもいよいよサクラの季節がやってくる。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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