内閣府は3月の「景気ウォッチャー調査」を公表した。景気の実感を示す「現状判断指数」は53.3で、2月から1.3ポイント上昇。2カ月連続で上がっている。
なかでも、マスク着用ルールなどの行動制限の緩和を受けて、飲食関連からは「合格、卒業など祝いの会食や飲み会が増え、客単価や売り上げが伸びている」(中国地方のレストラン)など前向きなコメントが寄せられた。
また、2カ月から3カ月先の景気の見通しを聞いた「先行き判断指数」も、前月比で3.3ポイント増と大きく上がり、4カ月連続で上昇が続いている。
「行動制限から解放され、全国旅行支援が続く間は宿泊需要は続く」(北陸地方のホテル)などの声が寄せられている。
現状と先行き判断では「家計」「企業」「雇用」の3分野すべてで上昇がみられた。