内閣府は3月の消費動向調査を発表した。今後半年間の消費者の購買意欲を示す「消費者態度指数」は2.6ポイント上がり、横ばいだった2月から2カ月ぶりに上昇した。
新型コロナの感染が落ち着き、2022年12月から上昇傾向が続いている。基調判断は「持ち直しの動きがみられる」に上方修正された。
なかでも、家電などの「耐久消費財の買い時判断」が前月比で3.2ポイントと大きく改善。一年後の物価見通しで「5%以上 上昇する」と予想する人が5ポイント減り、懸念感が和らいでいる。
また、「収入の増え方」も前月比1.3ポイント上昇している。内閣府担当者は「3月の春闘での賃上げ浸透が後押ししている」と分析している。