名古屋の入管施設でスリランカ人の女性が亡くなった問題で、遺族側の弁護団は4月6日、女性が亡くなる直前の様子を映した監視カメラ映像の一部を公開した。

名古屋の入管施設で亡くなったウィシュマ・サンダマリさん
名古屋の入管施設で亡くなったウィシュマ・サンダマリさん
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映像では、「病院の点滴をお願い」「長い時間食べてない、長い時間寝てない。1カ月、1週間」と訴えるウィシュマさんに対し、職員が「病院に行けるようにボスに話すけど、今日行けるかわかんないから」と答えていた。

遺族が国に賠償を求めている裁判で、国側が証拠として提出した映像の一部
遺族が国に賠償を求めている裁判で、国側が証拠として提出した映像の一部

公開されたのは、ウィシュマ・サンダマリさんの遺族が国に賠償を求めている裁判で、国側が証拠として提出した映像の一部。

この中で、収容中のウィシュマさんが「私、今日夜死ぬ」と体調不良を訴える様子や、亡くなった当日には、職員の呼びかけに全く応じない姿なども映っている。

この映像は、6月に法廷でも流される予定だ。

(「イット!」4月6日放送)