無限大の可能性を秘める子供たち。3年間で約300組の親子を見てきたお母さんがある教室を石川県金沢市で開いている。教室の中を見ると、色んな色にまみれた子供たち…ただ遊んでいるわけじゃなく、己の感性を自由に表現する方法の1つらしい。一体どんな教室なのか取材した。

絵の具や泥にまみれる子供…造形遊びで感性を養う

この記事の画像(23枚)

絵の具をひっくり返したり…。粘土にまみれたり…。ダイナミックな遊びをする子どもたち。でも、ただ遊んでいるわけではない。ここはれっきとした教室なのだ。

石川県金沢市若草町にある「MARU造形あそびラボ」。

ここは、子供たちが自由な発想のままに行う造形遊びを通じて、豊かな感性や想像力を培う教室だ。

代表を務めるのは廣田千尋さん。

教室が始まり、廣田さんが手にしたのは絵本。

絵本の世界にインスピレーションを受けた子供たちは、自由な発想で段ボールに絵の具を塗っていく。

MARU造形あそびラボ 廣田千尋代表:
子供たちの意思や自主性を一番大切にしている。考えた方法をやり切るという機会を大切にしている。

”教えない””止めさせない”で子供に変化を

廣田さんは3人の子を持つお母さん。

学習型の幼児教室の講師として、3年間で約300組の親子を見てきた。

その経験をいかして3年前、この教室を立ち上げた。

そんな廣田さんが大事にしているのは、子供たちに「教えたり」、「止めさせたり」しないこと。

自由に行動させることで子供たちに変化が現れるからだ。

廣田代表:
お粉遊び、最初苦手だったんだよね。
母親:
そう、40分ぐらいただ見ているだけ。ラスト10分、15分で急に遊び始めた。

体中が絵の具まみれになって、服が汚れたって気にしない。

付きそう親だって絵の具まみれになる。

母親:
家では絶対にできないので、毎回すごい色になる。表現力広がりそう。

母親:
止めたりしないで、自分の思った通りに自由に遊べるのはいいなと思う。

廣田代表:
方法も表現も自分の意思で表現できる場なんだよと言う事を伝えたい。ここは教えるという場所ではないので、温かく見守ってほしい。

廣田さんはこれからも子供たちの意思を大切にする場所を提供し、子供たちの自由で豊かな感性を育んでいく。

母親:
できた?すごい自分で履けた。

廣田さんの教室は、1歳から6歳までを対象に毎週火曜日と土曜日に開かれている。料金は月1回で3500円、月2回の場合は6000円だ。是非、子供の感性と表現力の可能性を感じてほしい。

(石川テレビ)

石川テレビ
石川テレビ

石川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。