「めざまし8」番組卒業まで、あと1日に迫った永島優美キャスター。

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朝の番組に出演しながら、プライベートで取得していたのが「果物インストラクター」「オーガニックフルーツソムリエ」という、フルーツに関する2つの資格です。

永島優美: 
日本のフルーツの繊細なおいしさと、知れば知るほど面白いフルーツの世界にどっぷりはまってしまいまして、気づいたら資格を2つとっておりました。

イチゴのかぶり物をかぶってやる気満々な永島キャスター
イチゴのかぶり物をかぶってやる気満々な永島キャスター

谷原章介:
しかも、この番組の朝、忙しい中で頑張って勉強したんでしょ?すごいじゃない。

永島キャスターがフルーツ大好きすぎて取得した2つの資格。いったいどんなものなのでしょうか?

永島優美:
一つ目は「果物インストラクター」です。栄養成分、果物の旬、また生産地などの知識を持つ、そんな資格になっています。

永島優美:
もう一つ「オーガニックフルーツソムリエ」も取りました。種類や特徴、保存方法、あと料理のレシピなどの知識を持っている方が取れる資格なんですけども、どちらも資格取得後は自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができる、そんな資格になっています。

「フルーツを食べて!」フルーツ不足の日本人に警鐘…永島キャスターが伝えるフルーツの魅力

永島優美:
ところでみなさん、フルーツを1日にどれぐらい食べていますか?日本で目標とされているグラム数が200g。この200gというのは、リンゴだと1個、みかんだと2個分ぐらいなんですけど。農林水産省のデータを見ると、成人1人1日あたりの果物の摂取量はここ10年減少傾向で、2019年には半分の100gになっているのが現状です。

谷原章介:
俺ほとんど食べないもん、きょうは食べる気にさせてください。

永島優美:
フルーツというのは、おいしさだけじゃなくて、やっぱり「栄養素」なんです。フルーツの主な栄養素は、各種ビタミン・ミネラル・食物繊維豊富です。ビタミンCだけ見ても、疲労回復だったり美肌効果、がん予防、抗ストレスに効果があると。私も早朝に起きる生活で、健康維持のためにフルーツを本格的にとり始めたんですけど、やっぱり本当に体調を崩すことがなくなって。
あと、肌トラブル。肌で悩むことが以前よりも少なくなったなと、あくまでも個人の見解ですが。実際すごく感じていて。フルーツの効果を日々感じながら生きている一人でございます。

「さっくり!ぷちぷち!」「甘さにびっくり」永島キャスターおすすめフルーツ!

そんな永島キャスターおすすめの「今旬のフルーツ」。

永島優美:
まずは、「土佐文旦(とさぶんたん)」。高知県の土佐市で主に生産されているんですけども、果肉の粒が大きくてちょっと果汁が少ないので、「さっくり!ぷちぷち!」みたいな。そんな食感なんですね。ビタミンCはかんきつ系トップクラスで、美肌効果などが期待できます。

「さっくり!ぷちぷち!」と手ぶりも交えて解説する永島キャスター
「さっくり!ぷちぷち!」と手ぶりも交えて解説する永島キャスター

生産者の白木果樹園さんによると、3月下旬ごろから4月ごろになると、酸味が抜けてより甘みを感じやすくなるといいます。

朝が早いので、前日の夜に皮をむいて、種もとって、保存容器に入れて冷やして、翌朝それをアナウンス室で食べているという永島キャスター。

永島優美:
「皮をむくのが(面倒で)フルーツをあまり食べない」という方が多いという実情もあるんですけど、この土佐文旦、むいたときに「ブリン!」ってでる果肉と、種がボロボロと落とせるあの感覚がすごく快感で、ぜひむいて食べていただきたいなと。

「ブリン!」
「ブリン!」

谷原章介:
ストレス発散にも?

永島優美:
ストレス発散にもなります!

さらに、永島キャスターは2022年の夏に衝撃的なスイカに出会ったといいます。

永島優美:
主に熊本県などで生産されている「金色羅皇(こんじきらおう)」。黄色い果肉が美しく、大玉で、この特徴が「甘さ」なんですね。スイカで甘いと感じるのは大体糖度11度から12度ぐらいなんですけど、これは糖度15度以上あるんです。想像を超える甘さ。うれしいのが種が少ないこと。スイカというのはカリウムが豊富なんですけど、むくみ防止や高血圧予防などに期待ができます。

おいしさを思いだし、思わず頬を押さえる永島キャスター
おいしさを思いだし、思わず頬を押さえる永島キャスター

イチオシすぎて、解説にも思わず熱がこもる永島キャスター。しかし、「金色羅皇」は流通量が少なく、価格も平均5000円程度と、なかなか手が出にくい一品だといいます。

甘さにびっくり
甘さにびっくり

永島優美:
私もこれ買うかお店で15分くらい迷って、お店の方と話して「これはとにかく希少なんだ、おいしいから食べてみた方がいいよ」とおすすめされて。思い切って買って。ひと玉(抱えるぐらい)大きかったんですけど、もうちょっとこの甘さにはびっくりしました。

なぜ?日本のフルーツがおいしい理由…農家の「向き合いのすごさ」

永島優美:
とにかくどのフルーツも農家さんのこだわりがすごいんです。こだわりの理由が知りたくて、農林水産省にお話を聞きに行ったり、実際に農家さんの畑にお邪魔して直接お話を聞きに行く中で、“なぜ、日本のフルーツがおいしいのか”という、その理由がわかりました!

それは日本の農家の「フルーツへの向き合いの“すごさ”」です。

「めざまし8」が取材したのは、茨城県鉾田市にある、村田農園。代表の村田和寿さんは、30年以上イチゴ作りを手がけ、「とちおとめ」などを栽培しています。

こだわりのひとつは「水やり」。水の中に入れるのは酵素など。これによって味に深みが出るといいます。さらに、ハウス内では温度などを昼夜問わずコントロールして最適な環境にしています。

そして1年かけて行うのが…「土作り」。村田さんは「土の検査をして、そこに必要な養分を整えてあげるのが重要」と話します。こうした徹底管理で村田さんが育てたイチゴは、「香り・味・はり」三拍子そろっていて、一流ホテルからも選ばれているそうです。

「香り・味・はり」の三拍子が揃ったイチゴ
「香り・味・はり」の三拍子が揃ったイチゴ

農家の「フルーツへの向き合い」はこれだけではありません。

様々な季節が楽しめる 日本の“四季”。その中で“旬”というのは限られた時期しかありません。この“旬”の拡大に取り組んでいる生産者がいるというのです。

ニュージーランドでブドウを栽培しているのは、樋口哲也さん。ブドウを育てて20年以上だといいます。今、ニュージーランドの季節は秋。ブドウが旬を迎え、収穫は最盛期に。樋口さんのこだわりは、ブドウの“旬”。

「本来その植物が最も適した時期に育ててあげれば、最もおいしいものができるって単純に考えています」そう話す樋口さん。実は日本でブドウが旬を迎える8月から10月にかけては山梨でブドウを育てています。

ブドウの持っているおいしさを100%引き出すために、日本とニュージランドで究極の二期作を展開しているんです。

永島キャスターが伝えたいこと…世界で人気の日本のフルーツ

まだまだ話し足りない!
まだまだ話し足りない!

永島優美:
最後に伝えさせてください!世界でも日本のフルーツの評価はとても高いんです。シンガポールのメディアも「ワンダフルな味、日本の果物は甘さとジューシーさが絶妙!」と報じているくらい、本当においしいんです。私も何度か農家さんにお邪魔していますが、日本の農家さんは一粒、一個に込める思いがすさまじくてかっこいいんです。どんな天候にも対応する工夫を色々しながら向き合ってらっしゃって。とにかく熱量が込められています。

プレゼンに熱が入りすぎる永島キャスターに、谷原キャスターが思わず「きょう番組最後までやっていいよ!永島先生!」と声をかけます。

永島優美:
もちろん贈答品とかで、すごくきれいな形でちょっとお高めでというフルーツもあるんですけど、そうじゃなくて見た目が不揃いでもやっぱり変わらないおいしさなので、ぜひ皆さん気軽に手に取って、食べていただければなと。そんな思いできょうは、解説しました。旬のものを楽しめるのがフルーツのいいところで、いろんな品種も出てきますので…、「一期一会」なんですよ。フルーツって。

谷原章介:
ちょっと倉田さんっぽくなったね…。(一同笑い)それでは最後に、これからフルーツ、どういうふうな道に進んでいきたいのかを、思いをお願いします。

最後と聞いてちょっと目に涙が…
最後と聞いてちょっと目に涙が…

永島優美: 
日本のフルーツを盛り上げて…、こんなこと言ったらごめんなさい、私がこんなこといえる立場じゃないんですけど、本当に応援したい気持ちでやっていきたいと思います。みなさん、明日はぜひフルーツを手に取ってみてはいかがでしょうか?

(めざまし8 「わかるまで解説」より3 月30日放送)