20日(日本時間21日)、ついに侍ジャパンが準決勝でメキシコと激突します。
「めざまし8」はソフトバンクホークス前監督で、解説者の工藤公康氏に、メキシコ戦の展望を聞きました。

工藤公康 氏:
もちろん日本が勝つと思っています。ポイント的にはやはり、投手がいいというところと、日本の選手というのは選球眼がいいので、四球を選んでそこからチャンスを作れるんじゃないかなと思っています。

そこから導き出した勝敗予想は…。

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工藤公康 氏:
ずばり、「5対2」で日本が勝ちます!
(メキシコは)調子のいい打者も何人かいますし、0で押さえるというのはなかなか難しいかなと思うんですけど。

工藤氏が予想 米マウンドで「フォームが変わる可能性」も?打者のカギは

ーーメキシコ戦先発として、佐々木朗希投手の名前が上がっていますが、数日でアメリカのマウンドに調整することは可能なのでしょうか?
僕はできると思っています。
日本にもいろんなマウンドがあって、高いところも低いところもあるんですよ。そういう中でも投げてきているところもあるので、そこに関してはあまり大きな問題にならないのかなと。
ただマウンドって傾斜だけじゃなく固さがあるんですよ。アメリカのマウンドはすごく固くて掘れないんですね。そこに、日本のような投げ方をしたときに、つく方の足が滑っちゃうんじゃないかなと。そこら辺が気になったときに、フォームが変わってしまう可能性はあります。

ーー日本が5点取ると予想されていますが、打者は誰が鍵になると思いますか?
僕はやはり、打線的には大谷君が中心の打線だと思うので、その前後を打つ打者っていうのが非常に大事になるので、近藤君であったりとか。当然1、2番というのがあるんですけど、近藤君の出塁、これがすごく大きいと思うんですよね。
大谷君は警戒されているので、四球をとる確率も高いので、点を取ると言ったらその次の打者、やはり4番、5番というところが、点を取っていくと思うので。

ーー勝負のポイントは、投げて勝つ・点を取って勝つではなく、点の取り合いになるのでしょうか?
どっちが先にというのもあるかもしれないんですけど。日本は多分、先制すると思っています。佐々木君の、僕もいろいろ試合見ていますけど、160㎞/hを初球から超えるボールを投げる投手ってそうそういないんです。

ーーダルビッシュ投手が準決勝、決勝で投げることはあるのでしょうか?
そうですね。本当に投げてくれたら、僕も彼のピッチングをもう一度見たいなと思っていますので、そこも楽しみにしたいと思います。
やはり彼の存在というのが、チームに安心感を与えていると僕は思うんですね。(アメリカを)よく知っていますよ、それはもういろんなところで投げていますからね。

(めざまし8 3月20日放送)