北海道日本ハムファイターズの新球場、エスコンフィールドの魅力をお伝えするボールパーク完全ガイド。新球場で新庄監督の為作られた"特別なイス"について紹介する。

"特別なイス"を作ったのは旭川市で35年間続く家具メーカー

3月1日、エスコンフィールドで行われた初練習で新庄監督が座っていた木製のイス。気になった人も多いのでは。

この記事の画像(7枚)

実はこのイス、旭川市で35年間続く家具メーカー「ワカサ」が作った新庄監督のための特注のイスだ。

ワカサ 若狭 弘典 社長:
"新庄さんのイスを作りませんか?"とファイターズから言われたので、ぜひ何かやらさせていただけるのであれば、やりますと

社長の若狭さんは元々、折れたバットで何かを作りたいとファイターズに提案していて、それから新庄監督の椅子を作って欲しいと依頼された。

新庄監督からは"黒、赤、金色を使ってほしい"と要望があり、11個ものデザインを提案したということだ。

ワカサ 若狭 弘典 社長:
ダグアウトから監督がすぐ飛び出していけるように、階段側のひじ置きがない。イスの高さは結構あるが、新庄監督は"ボクは足が長いから大丈夫"と。高さがあるのが特徴です

さらに、エスコンフィールドには同じデザインのイスに座って観戦できるBIGBOSSシートも出来る。制作中のBIGBOSSシートに座らせてもらうと…

古沢 哲也 記者:
座面が高く、背もたれにも角度がついているので、ゆったりとくつろぐことができます

若狭社長とBIGBOSSシートを作ったのは、家具のコンクールで世界大会にも出場した若手有望株の下條恭平さんだ。

ワカサ 下條 恭平 さん:
(Q.監督からご褒美をもらえるとしたら?)試合で使っていたバットとか…もらえたら家宝になりますね

ワカサ 若狭 弘典 社長:
BIGBOSSシート新庄さんと同じ形のイスです。サイズは少し抑えていますが、同じ形のものに座れるので監督になった気分になれる。旭川家具としてしっかり作っているのは分かってもらえる。軽くてしっかり作っているところを見ていただければと思います

BIGBOSSシートは1階センター側に10席設置され、1席3000~5000円ほど。ファンもBIGBOSSシートに座り旭川家具の質感を感じながら、野球を楽しめそうだ。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
北海道文化放送

北海道の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。