2月、ため池で溺れる男の子をインドネシアの特定技能実習生3人が救出した。

救出当時の状況を語る技能実習生
救出当時の状況を語る技能実習生
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鳥取県・大山町の土手にあがった若者3人組。

彼らは、ため池で信じられない光景を目の当たりにした。

レイナルディさん:
手をバタバタ。がんばって泳ぐために。

ため池で男の子が溺れている。

そんな緊急事態に出くわしたのは、インドネシアから来た特定技能実習生3人だ。

レイナルディさん:
何も考えなかった。 助けるだけ。

レイナルディさんはとっさに池に飛び込んだ。

特定技能実習生の一人:
水はこれぐらいあった。

子供を抱え上げ3人で連携して岸に引き揚げた。

特定技能実習生の一人:
セーフです。

「子供は国の未来」とレイナルディさん

ため池に飛び込んで男の子を助けたレイナルディさんは「今、元気かなと思って。うれしいです」と話す。

男の子の家族が「感謝を伝えたい」と警察に連絡。3月1日に警察から3人に感謝状が贈られた。

「考えるより先に身体が動いた」と言う、レイナルディさん。信念のようなものが心に根付いていたようだ。

レイナルディさん:
子供は国の未来。お母さんにすごく感謝されました。

琴浦大山署の山枡努署長は「正義感に満ちた行動。連携して適切に対応したことで尊い命が救われた」と3人を称えた。

(「イット!」3月2日放送より)