山形・朝日町の人気キャラクター「桃色ウサヒ」の研究展示が、三川町で開かれている。展示を行っているのは、桃色ウサヒが大好きな鶴岡市の小学5年生の男の子。”ウサヒ愛”があふれる少年に取材した。

自由研究で街おこし? ”ウサヒ愛”あふれる少年

「無個性で、自分が思いもしない動きをしてくれるのがかわいいし、好き」と”ウサヒ愛”を熱く語るこちらの少年が、今回、研究展示を行っている山形・鶴岡市の朝暘第三小学校5年の上野龍明くん。

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研究展示の内容は、大好きな桃色ウサヒが、どのように「地域振興に役立っているのか」というかなり専門的なもので、2022年の春から夏にかけて、朝日町に10回ほど通って取材を行い、その成果をA3サイズの用紙で61ページに手書きでまとめた。

朝暘三小 5年生 上野龍明くん:
地域の人や、ウサヒと関係している人に話を聞いて、そこからどのような事が言えるのか掘り下げていくのが大変だった

夏休みの自由研究として作られたリポートでは、町長へのインタビューなどを通して、町おこしの提言も行っていて、その優れた内容が評価され、2022年の鶴岡市の研究展では“最高賞”を受賞した。

“若き研究者”に町が感化 「桃色ウサヒ」生みの親も…

この日は、「桃色ウサヒ」の生みの親・佐藤恒平さんが会場を訪れ、上野くんと一緒に展示をPRした。

桃色ウサヒの生みの親 佐藤恒平さん:
桃色ウサヒは、東北芸術工科大学に通っていたころに、研究として生み出したキャラ。それが今、こうやって“若き研究者”に取り上げてもらえてうれしい。実際に朝日町に来て、何日も泊まり込みながら体当たりで取材していた行動力に、僕も町の人も感化された

朝暘三小 5年生 上野龍明くん:
朝日町やウサヒ、いろいろな事を知れる展示会。ぜひ来てみてください

”ウサヒ愛”あふれる上野くんの展示は、三川町の「イオンモール三川」で3月末まで開かれている。

上野くんは、2021年の全国小・中学生作品コンクールでは、大江町をテーマにした研究で最高賞の文部科学大臣賞も受賞している。

(さくらんぼテレビ)

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