高校3年生:
制服プリとか。制服でプリントシール撮って思い出に。(卒業後は)コスプレになっちゃう。

高校3年生:
常に携帯持って、気づいたらカメラ開いてる。高3で5000枚以上、1万枚以上?

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3年間、青春時代をコロナ禍で過ごした、この春に卒業する中高生たち。卒業を前に今、思い出づくりの真っ最中だ。
そこで、「特別な3年間 卒業生の駆け込み思い出づくり」をココ調した。

カウントダウンに遊び心を!制服で写真 “駆け込み思い出づくり”

街で「どんな駆け込み思い出づくりをしているか?」を聞いてみた。

原宿に行くと、制服姿の高校3年生を発見!

ーー制服できょう学校なんですか?
高校3年生:
きょうは学校なかったです。高校入学したときから3カ月間、いきなり緊急事態宣言で休みになってしまって、その分制服を着られていないので、制服を着て遊ぼうと思って遊びにきました。

制服でオリジナルドリンクを作り、駆け込み思い出。

別の高校3年生も、思い出づくりの真っ最中。

高校3年生:
卒業までのカウントダウン、イラストで描いています。写真を撮ってみんなで動画でまとめて終わりにしようみたいな。ちゃんと手間かけてやったほうが思い出残るかなと思って。

中学3年生の卒業生は、頭を使ったカウントダウン。

中学3年生:
数学の授業で習った平方根を使ってカウントダウンしています。ホワイトボードに描いて、ルート4って書いてあったらあと2日。

ーーきょうはルート何でした?
中学3年生:
ルート169でした。あと(卒業まで)13日です。

一方、こちらの高校3年生の2人組は…

ーー制服を着てお出かけするとどんな気分?
高校3年生:

無敵!JK!みたいな。セルフ写真館に行くんですけど。マスクの写真ばかりだったので、マスクなしで思い出を残しておきたいなぁって。

「誰?」高校3年間一緒に過ごしたけれど…初めて見るマスクなし顔

マスクばかりだったことで、こんな現象も…

高校3年生:
卒アルのひとりひとりの顔、知らないです誰も。はじめて見る人ばっかりで。

高校3年生:
卒アルの集合写真を撮ることがあってマスク外さなきゃいけないんですけど、クラスの人に「誰かな?」って思われている可能性はある。

高校3年生:
「みんなマスク外して」って言われて外すと「あっ」て、そういう顔なんだなぁ~って。

卒業アルバムの写真撮影で「初めて友達のマスクを外した顔を見た」という声が、多く聞かれた。

卒業式のマスクはどうする?クラスで話し合い

3月13日からマスクの着用は原則、個人の判断に委ねられることになるが、この春に卒業する生徒たちは どんな心境なのか?

東京・品川区の「青稜中学校」を取材した。

「卒業式にはマスクあり?なし?」ホームルームで話し合いをしてもらうと…

マスクあり派A:
3年間ずっとマスクを着けてきたから、マスクありの卒業式もひとつの変わった思い出かな。

マスクあり派B:
今までずっと3年間入学してからマスクを着けてきたので、恥ずかしい気持ちもあります。

マスクなし派A:
(中学校の)卒業式って人生に1回しかないので、マスク着けているとみんなの顔、個性が出ていない。最後は外した方がいいんじゃないかなって僕は思います。

マスクなし派B:
みんなの顔を見て笑って卒業したい。

青陵中学校3年生160人のうち、卒業式でのマスクあり派は80人。なし派は78人という結果になった(ココ調しらべ)。

3月20日の卒業式では、先生や保護者はマスクを着用。生徒は個人の判断に委ねる予定だという。

最後の演奏会はシールドなし 観客の前で…

続いて訪れたのは2022年、東京都の「吹奏楽コンクール」で金賞を受賞した「八王子高校」。

吹奏楽部も駆け込み思い出づくりの真っ最中。

2021年にめざましテレビで取材した際には、フェイスシールドを使用して演奏していたが、今は使用せずに練習している。

当時、フェイスシールドの一部を切り抜いてチューバを演奏していた、3年生の糸永さんに演奏の違いを聞いてみると…

高校3年生 糸永昇立さん:
先生の指揮がよくみえることもそうですし、ドラムのたたいている手とかよく見えるので、やっとみんなと一緒になって音楽ができるなっていう気持ちになりました。

2年前はライブ配信だった、3年生最後の演奏会。2023年は、3月末に観客の前で演奏する。

吹奏楽部部長 中山祥大さん:
自分の親だけじゃなくて(吹奏楽部)全部員の保護者の方に、感謝の気持ちを最後の定期演奏会で届けられたらいいなと思います。

「思い出を作ってほしい」先生の思いで駆け込み遠足

一方で2月17日、高校3年生がバスで遠足に行く学校も…
卒業間近なのに一体なぜ?

旭丘高校 黒澤真奈 先生:
2年生の9月に長崎に行く予定だった。修学旅行も行けなかったので、おめでとうという気持ちを込めて。

コロナ前は、高校2年生が長崎県に修学旅行に行っていた「旭丘高校」。
2020年に取材したときは先生が現地を訪れ、その様子を生徒たちに伝える「オンライン修学旅行」を実施。

しかし、この春の卒業生はオンライン修学旅行も中止に…。新型コロナの感染者が増えた影響などで、先生も現地に行くことができなかった。

それでも思い出を作ってほしいと先生たちが急遽、「バス遠足」を計画。
卒業式12日前に上野駅周辺で神社や美術館などを巡り、高校3年生は駆け込みで思い出を作っていた。

高校3年生 賈冰(じゃびん)さん:
学校の先生方にすごくありがとうの気持ちを伝えたい。

高校3年生 飛岡由美アリネさん:
思い出が一つ増えて、写真もたくさん撮れたのでよかった。一緒にいるだけで幸せな時間だなって。高校生活だけで終わらない友情になったらいいなって思います。本当に悔いはなく卒業できるなと思います。

(「めざましテレビ」2月21日放送分より)