国会欠席を続けているNHK党のガーシー参院議員の処分を巡り、自民党と立憲民主党の参院幹部が20日会談し、処分内容について「陳謝」を求めることで合意した。

去年7月の初当選以降、一度も登院していないガーシー氏の処分内容については、21日に開催される参院懲罰委員会で決定する。

NHK党・ガーシー参院議員
NHK党・ガーシー参院議員
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懲罰には重い順に除名、登院停止、議場での陳謝、議場での戒告の4種類があるが、立憲民主党から「一発除名もやむを得ない」との声も出ていた。

懲罰には、4種類ある。最も重い処分は「除名」だ。
懲罰には、4種類ある。最も重い処分は「除名」だ。

自民と立憲の参院幹部は20日、国会内で会談し、「一発除名」については「重い決断になる」「全会派が一致することが重要だ」などの意見が出たため、ガーシー氏の処分について「議場での陳謝」を求めることで合意した。

一方で、「陳謝」を求めた上で、応じない場合は、さらなる処分も検討するため改めて懲罰委員会を行う見通し。