毎年2月頃から徐々に増加していくのが「花粉症」だ。日本人の約4割が患っているというデータがある。福井県内の2023年の予想は「やや多い」という傾向。専門の医師に効果的な予防法などを聞いた。
2023年の花粉は「やや多い」
福井県内の花粉の飛散予測をみると、飛び始めは2月22日と予想される。
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坂本剛史アナウンサー:
まだ雪の残る季節ではありますが、間もなく目のかゆみ、鼻水がつらい花粉症の季節がやってきますね
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花粉の量は例年に比べて110%と「やや多い」との予測だ。
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福井県民:
結構、花粉症。もうきている。目がかゆくて、鼻水ダラダラ。耐えるしかない
福井県民:
スギ花粉です。目がかゆくて鼻水が出る。2月ぐらいから薬を先に飲んでいる
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福井県民:
割とそういうのにはならない。一度も目のかゆみとか鼻ムズムズはない?そう言われると、目がかゆかったかな。これからがシーズンやね!
コロナ禍前より花粉症の発症は半減
花粉症は、スギやヒノキなどの花粉が原因となるアレルギー疾患。
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目や鼻から入ってきた花粉を異物と認識し、体内では花粉を解除しよう抗体が防御反応をとる。この反応が過剰になるとくしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が現れる。
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国民の約4割がかかっているとされる花粉症。特に小学生の発症が急増している。花粉症の患者は10代から50代にかけて約半数を占めており、発症年齢は5歳から9歳で急増する。
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ただ県内の小学生を対象に実施した調査によると、新型コロナウイルスの感染予防のためマスク着用が進み、コロナ禍前に比べて花粉症の発症は半減した。
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坂下雅文医師:
コロナ前には3%の小学生が毎年花粉症になっていたが、コロナ後の発症は1.5%を切っていた。子どもから20代まではよりなりやすい。その期間だけでもマスクを着用する習慣をすると、それ以降は花粉症になりにくい年齢。花粉症から逃げ切ることができるのでは
花粉症の症状を和らげる対症療法として、様々な薬が販売されている。一般的には眠たくなるイメージがあるが…。
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坂下雅文医師:
くしゃみ、鼻水、鼻づまりに対しては飲み薬、抗ヒスタミン薬がある。眠くなりにくい薬、抗ヒスタミンの中でも“第二世代”と記載がある薬を使うと眠くなりにくい
花粉症を予防しよう!
日常生活でできる花粉症予防は次の通り。
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花粉を家に持ち込まないことを意識して、外から帰ってきたら玄関で上着を脱ぐ、外に洗濯物を干さない、鼻うがいをする。このほか、換気もポイントだ。
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坂下雅文医師:
窓を開けたときにレースのカーテンが1枚あると、それだけで花粉の量を3分の1に減らすと言われていている。窓を開ける幅を10cmにとどめ、レースカーテンを使うと最大6分の1に減らせる
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坂本剛史アナウンサー:
外出時の花粉をさらにカットするために、マスクの下に着用するインナーマスクが効果的です。インナーマスクはこのガーゼとコットンを使用しますが、一体どんなふうに着用するのでしょうか?
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その着用法とは、マスクの上にガーゼを広げて、その上に丸めたコットンを乗せること。
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そのコットンが鼻の下に当たるようにセットをすればOK。インナーマスクがフィルターの役割を果たし、99%の花粉をカットすることが可能という。このほか、生活習慣の見直しも花粉症予防には大切となる。
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坂下雅文医師:
鼻を冷やさないことがポイント。冬は乾燥と寒さで鼻の中が荒れる。回復するための時間、睡眠が大事なので、早く寝てリズムよく起きる。寝室に暖房をつけて暖めることで鼻の粘膜を回復させる。回復する「時間」と「環境」が必要
(福井テレビ)